人生にはそのタイミングでしか出来ない経験がある。例えば、津野は8歳と6歳の子供いるが、彼等が親と遊んでくれる時間は、長く見てあと5年だろう。
6年後からは友達を優先する。
キッズプールで可愛い色合いの滑り台を滑りながら、「父ちゃん見て!」とただ滑ってるだけの、つまらない動画を撮らされるのも今だけ。
現在担当しているタレントさんを、担当出来るのも長くて5年、そのうちマネージャーが代わり、ステージが代わり、他のスタイリストを試したくなる。
今のアシスタントと日々、切磋琢磨する時間も今だけの産物だ。
第1独立アシスタントのアリサがいた時代、第2独立アシスタント優奈&春の時代も、うっすら覚えているが、大部分は記憶から消えていく。
アシスタント側からしてもスタイリスト津野と話す時間は今しかない。
当時は「アシスタント時代長いなぁ。苦しいなぁ」と思っていても、あっという間に世に飛び出して、各タレントのお抱えスタイリストとしてチームを組んでいく。
各時代を振り返った時に「私はやり切ったなぁ」と思えなければ、その想いは後悔となる。
どうせやるなら血が出るまで、本気でやろう。本気じゃないと人生は好転しない。
「DIE WITH ZERO」という本はご存知だろうか。これは若い人に読んで是非読んで欲しい本だ。
その中に、
死ぬ前に後悔することの第一位は、
「もっと自分の気持ちに正直に生きればよかった。」
だった。
自分がやりたいと思った事をやらず、環境やお金のせいにして人生で1番大事な「経験」を逃してしまう人が沢山いるのだ。
津野は経験のためなら、いくらでも大金をはたく。チュロス店を作った時、不動産の初期費用を支払った時、特に投資で大負けした時なんかは、車何台分の資金を溶かしたのだろう、、、と思うが、それによって大きな経験を得た。後悔はない。
この「経験」にフルベッドするために、日々の経費は極限まで抑える。そうやって日々切磋琢磨して生きている。(時間を買う行為を除いては)
経験なのだ、死ぬ時に唯一残るのは、経験しかない。あの時あの時代に生きた証を、精一杯残していってくれれば幸いである。
生きた証といえば、弊社アシスタントには、「いま精一杯やらなかったらいつやる?ここを出たら、貴方を怒る人はいなくなる。だから、最後の最後に怒るのは俺だ!!だから、ちゃんと聞け!」そう伝えている。
人は死ぬ程 頑張った時に初めて成長し、ステージがあがり、輝かしい経験となり記憶に定着するのだ。
現在目の前では、ホテル隣のヨット⛵️ハーバーから、ヨットで休日を楽しむ諸外国の人が次々と沖にでている。
まさに今だけ。今しか出来ない経験を全力で楽しんでいる。
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