アシスタントの未来が「私もっと性格良かったんですけど、アシスタントになってから性格が悪くなりました。」と言っていた。わら
師匠としては、成長したなぁと思う。先輩、上司で好かれ続ける事は不可能だ。好かれてるとしたら、仕事に邁進していない証拠。先輩は、後輩の不甲斐なさに沢山気付いて注意しないといけないからだ。
・アレやってるうちに、コレやってなきゃダメでしょう
・まだその作業やってるの、遅い!
・現場中にリサーチしないと。
などなど、先が読めていないスタッフに歯痒さを感じる。コレに対して、
「良いよ良いよゆっくりで」
「それ私が代わりにやっておくから、大丈夫?」
なんて事で自己犠牲するのが、好かれる上司だ。と思っていたら大間違いだ。その子の下についた人間は成長に大きくブレーキがかかる。
「そのランクにいつまでいるつもり?」
「その仕事で、1日潰すなら、以後ついて来れないからスタイリストは諦めろ」
言い方は悪いが このように、スピードUPを促さないと、後輩はいつまで経っても2軍のままだからである。
1軍を更に高い所へ持って行くことが、成長である。プロ野球でもJリーグでも、優秀な選手が古株を押し退けてレギュラーになり、チームが強くなる。
大谷翔平が出てきた事で、脱落者が現れることは当たり前のことなのだ。
スタイリスト業も同じ、より良いプレイヤーが沢山のタレントを担当するようになる。
スタイリストに関しては、技術はNGでも「ウマが合う!」という内発的動機で選ばれる事もあるから、野球選手よりは残酷ではないが、、、
話は戻るが、
「代わりに私がやっておくから」と変わってあげた時点で、長い目でみれば見放しているのと同意。
その瞬間、言葉だけは優しく聞こえ、後輩にも良い先輩と勘違いされるだろうが、果たしてそうだろうか。
長い目で見た時に 代わりにやる事が後輩の成長を奪っている事に気付く日が来るだろう。
そして、自分がやるべに作業も膨らんで余裕がなくなるのは目に見えている。
正しい優しさは、変わってあげる事ではなく 近くに寄り添った上で やらせる事だ。その指導する時の言い方で《優しい人と怖い人》で変わる。
数回やらせようとして、結果を出さない部下がいるなら見捨てて仕方ない。
仕事は成果と利益を求める場。成果・利益を出さないのであれば、仕事ではない。ならば、成果を出す人にスイッチして力を入れた方が会社としては効率が良い。成果を出せない人にいつまでも給料を払うほど経営者も馬鹿ではない。
だから、未来はアシスタントをする事で性格が悪くなったのではなく、「ランクが上がった。」という方が正しい。
数年後、後輩がファーストアシスタントになった時、後輩がフリーになってアシスタントがついた時に 「昔良い先輩がいてね、、、」と昔話ができる対象になっていれば、後から感謝されるだろう。
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