120円だった缶ジュースは、いつの間にか150円。150円だったモナカアイスは200円になった今、相変わらずスタイリスト業界はテレビ1スタイリング30000円。広告は毎回必ず「予算がないから安くしてくれ」とお願いされる。
ここ3年で独立したスタイリストは津野が独立した頃よりもギャラが30%ほど安い。しかし、我々は下請け業者なので 買い叩かれて文句も言えず、値上げしようとすると、その他のスタイリストに仕事が行くという由々しき状態。
これは新人スタイリストには、かなり可哀想な状態である。津野の新人スタイリスト時代は、今の貨幣価値に換算するとテレビ1本4.5万円になるというわけだ。
この状態をなんとかする事はできるのだろうか。。。他人の給料まで真摯に考えてくれる局なんて、あるのだろうか。。。正直ないだろう。他人に期待しても足元をすくわれるのがオチである。
広告に関しても毎回値下げ交渉をされるが なんとか応戦し 弊社の規定の金額を保ってもらっている。ただこれが毎度毎度となると、かなり疲れる上に、怒りすら覚えるのが現状である。
正直間に入っている代理店は、ボロ儲けしている事を知っているので、たまに鬼に見える事すらある。。。
このインフレに対する対応策は以下の通りだ。

①スタイリスト業の中でもギャラの良い媒体に横展開する。
テレビは何本やっても報われないのが事実だ。津野はバラエティの華やかな空間が好きなので、テレビの仕事は大好きだが 経営の面では頼っていない。
経営の重心は、【広告】と言いたいところだが、ここは狙って入るものではない。狙える可能性が高くギャラが良いのは、一度に複数体スタイリングできるグラビアや、声優さんの配信などだ。
正直スタイリストの中で「グラビアに重心を置きたい」という願望の人は少ないと思う。しかし、生活面で1番頼りになるのはグラビアである。
週刊少年マガジンの巻頭が入ればギャラだけで30万、コーデは3〜4体である。コーデの内訳には部屋着や私服系が必ず1〜2体入る。そうなると、モード服の高リース料のモノを集める必要はない為、経費はある程度抑えれる。
その他のグラビアも1度に3体ほど必要だが、10万〜15万は確保頂ける。この辺りを積み重ねた方が生活は安定する。
夢はお金と同時に尽きるモノだ、お金を稼げなければ、夢は継続できない。となると、好きなテレビを続ける為に、好きなファッション誌を続ける為に、【グラビア、配信、広告】で生活を安定させるという方法は◎である。

②収入口を増やす
1つの仕事で生計を立てるのをやめる。
コレも手である。何でも3年やればプロ並みのスキルがつくモノだ。スタイリスト独立で、まだスケジュールが空いている状態で新しく何かを始める。あるいは、アシスタント中から ちょくちょく副業する。
弊社の卒業生でも、スタイリスト+エステ、スタイリスト+アーティスト活動、スタイリスト+古着屋、スタイリスト+バーテンという人間もいた。
下請けの立場で、1箇所のみの収入比率を上げるには時間が勿体ない。初め10年は右肩上がりが期待できるが、それ以降は伸び率は鈍化する。
よって業界・業態を変え 他から副収入を得るのだ。
スタイリストで活躍する人ですら、収入口を増やす努力をしている。1箇所からの収入ではそのうち立ち行かなる未来を予見し、早めから動いている。

今後も年2%ずつインフレは続いていくだろう。テレビが、いつまでスタイリストギャラ1本3万円を貫くかは謎だが、10年後20年後も同額の可能性も十分あり得る。
スタイリストで1発当てる事も大事だが、他も進めて身を固めていこう。
1番手堅いNISAによる分散投資から進めるのも手ではないだろうか。津野はスタイリスト業で培った服関係で横、展開していこうと思う。

コメント