人はビジュアルより、面白いに惹かれる

プロフィール

スタイリストを目指す人のほとんどは、今をときめく俳優、アーティスト、ファッション誌を目指して業界入りする。具体的には目黒蓮、HANA、Vogueって感じ。際立って活躍する影響力のある人間に吸い寄せられるのは、人間のサガ。仕方のない事だ。

津野も昔は、ジョニーデップのスタイリングを夢に掲げ、師匠選びもスタイリスト業界の頂点に君臨する人を目指した。

有名スタイリストのビジュアルと権威性に引き寄せられ、彼等が作る作品に「カッコいい」「カワイイ」と心を揺さぶられ、自分もその領域に入りたいと思った。他の皆もそんな所だろう。

当然タレントやアーティストサイドも同じ様にスタイリストの素敵な作品をみて「私もスタイリングしてほしい」と依頼したり、

「菅田将暉くん、今田美桜さんをやっている人だから凄い!」と影響力を感じて依頼すると思っていた。

あながちそれは間違ってはいない。しかし、リピート率を考えた時に お客様はスタイリングよりも そこに付随する【スタイリストの人間的面白さ】を求めている事に気付く事がある。

面白いとは、ただ単にトークが面白いとかそういう事ではなく、スタイリスト本人に魅力があるかどうかである。つまり、タレントスタイリングの新規獲得とリピート獲得の方法は 異なるのである。

実は、アパレルでも似た様な現象がおこっている。

例えば、「何でこんな誰でも作れるようなプリントTシャツがバカみたいに売れているのだろう、、、」なんて思う事はないだろうか。。。

しかし、そこには巧妙に作られた独自のブランドイメージと、マーケティングがある。

例えばシュプリームは、ルイヴィトンや著名人とコラボレーションをしていたり、買いたくても買えないよう供給量を調整していたり方法は様々だ。

つまり、服が売れるための条件はデザインではないと言う事。デザインを尖らせて「ただデザインがカワイイから」だけで売れ続けるブランドを作る事はかなり難しい。

飲食もそう。「ただ美味しい食べ物」なんて巷には山の様にあり差別化は計れない。例えば、10円パン(サムネイル写真)のように、デザインで興味を惹かせることで、若者やインバウンドに大きな支持を獲得しているものもある。日本の代表的な貨幣をチーズパンにする斬新な試みである。

これはスタイリストも同じ事だ。

ただ「可愛いコーデを提供してくれるから」よりも、この人と一緒に仕事をしたら、面白いからという人的付加価値の方が上に来る。

スタイリストもスーパー有名になれば有名特需みたいな需要(ただコーデが良いだけで仕事が来る需要)はあるが、リピートするとなったら 別問題なのである。

売れっ子とは新規を大量に取る人間ではなく、リピーターでスケジュールが埋まる人の事を言う

スタイリストとしてリピートを取るには、コーディネートで、「ある一定の基準を満たしていれば、可愛いコーデを作る人よりも面白い人/素敵な人に【価値】を感じるお客様が断然多い!」と言う事実を忘れてはならない。

変な話、スタイリスト同業者から見るとコーディネートがイマイチでも売れている人はいる。そのような人は、総じて人付き合いが異常に上手かったりする

津野は洋服ブランド事業もやっている為、この道理(カワイイ服より面白い服、面白い企画)を真摯に受け入れ2026年は新しい事を2つやろうと思っている。

①リース料以外では、一切貸さないアイテムを作る

②オンラインでは買えない【日本をテーマ】にしたアイテムを作る

上記はデザイナーには既に発注済みだ。何が当たるか分からないこそ、試行回数を増やして行かねばならない。

「面白いを追求する」となると、忘れてはならない視点は、他人と異なる事をする必要があると言う事。日々常識や当たり前を疑う様に、日常に目を光らせて生きて行こうと思う。視点を変えていこう!!

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