頭脳派アシスタントと協調性アシスタント

プロフィール

そして4月に4人一気にアシスタントを入れた。

由実、美樹、さくら、あかね この4人だ。

彼女たちは2018からの3年間 仕事をかなり上手に回し会社を支えてくれた。

由実

 エステティシャンを辞めてアシスタントになった、津野的には

経済的に生活レベルが下がるのが心配で、「エステティシャンとしてバイト続けたら?」と

提案してみた。

本人も「店は変わっても 続けれるなら続けたい」との事だったので、佐野ひなこちゃんに相談して、エステ店を紹介して貰い、そこでスタイリスト業がない時間は働かせて貰う事になった。

由実は大変喜んでくれた。

このエステ店で津野のお客様だったタレントさん達を 

次から次に担当したのだから本当に由実は凄い。
この由実がインターンとして入ってきた頃、職場見学料を取っていた。(今は取っていない)

価格は1週間で50,000円。そこそこ高い。
なかなか見れない『この業界の仕事をサクッと体験しに来た知らない人に、無償はおかしい!!』と

心から思っていたので、そうしたのだが、インターン中に由実からは驚きの発言を頂いた。
由実「津野さんこれだけ この仕事を隅々まで見れて 教えて頂いて50,000円は安すぎませんか?」
これは、マジでぶったまげた。個人的にはお金を頂いていいのか?と

不安に思っていたので、大変救われた。
このような発言をする子が、サラッと辞めていくわけがない、本アシスタントになってからもしっかり業務をこなし3年ピッタリで独立した。見上げた根性と気合いの持ち主だ。

美希
上智大学卒業で英語ペラペラ、どんな企業でも入れたであろう頭の良さと、判断力。

ドラマがやりたいと言いながら、当時ドラマをやっていなかった津野の門を叩いたのは意味不明だが、何人ものスタイリストのインターンを経験したのち、うちに入ってきた。
アリサの時に「有名大学を出た者は良い意味で頭がキレる!」と勝手に思っていたが 期待通り。
大学の名前で決める時代ではないことは、百も承知だが、圧倒的に判断力が素晴らしい。

大企業様が大学で人決めるのことにはある程度納得していた。
その上、この子はセンスが良かった。鬼に金棒。
そのバランスの良さから、米倉涼子さんの舞台「シカゴ」の公演時は、通訳兼、付き人として3週間くらい外部派遣させていた。そんなアシスタント他では聞いたことがない。

さくら
スタートはスーパー仕事できない、先読もうとしない、いつも体当たりで怒られる、

怒るとみるみる不機嫌で顔は怒ったまま!と どうしようもないスタートだったが、
長い時間をかけて成長し、独立間近には安定感のある素晴らしいアシスタントに育った。
この時代 うちは さくらに救われた。

この子はコミュニティ内のバランスを取るのが異常に上手い!!

要は人とうまくやる事にタケていた。自動的に、後輩の指導係は必ずさくらとなる。
これがコミュニティにとってどれだけ大事か。師匠としては有難い存在なのだ。

Netflix社が生き残りをかけた時代
●協調性があり、●仕事ができる人
以外を全て解雇した歴史がある。そして、大成功した。つまり会社に協調性staffは必須という事だ。

最後に あかね

いつも振り返ると笑っている。とにかく笑っている。あかねがいるだけで場が和む

そういう柔らかな天真爛漫タイプ。可能であればずっと続けて欲しかったのだが、半年後にパーソナルスタイリスト(一般人のスタイリスト)や、ヨガの先生にもなりたいと言及し我が家を後にした。

皆 明るく誠実どんなに激しいスケジュールでも頭を使って上手に仕事を回した。
師匠としては、この4人が永年居てくれたらと思うが、入所してくるアシスタント全員が可能ならば早く独立したい。
3年経つと師匠としても長居させては 良くないと気を使うものだ。

この3年というサイクル。これが以外と素晴らしい。 3年経つと

アシスタント側も仕事に慣れてきて、新鮮味もなくなるし、師匠としても卒業させていく達成感がある。中には5年10年と年数を重ねて独立するアシスタントもいるが、長いと ダレてしまう、、、。


何故そんなに長くなるかというと、「下の子が育ってないから出れない。」の一言につきるが、
うちは幸いコロナに直撃し、イベント関係が全て飛んで暇になった際にYouTubeを始めたおかげで、入所希望者が他より多いのだ。
津野のチャンネルは、専門的過ぎて登録者数は400名しかいないが、エンゲージメント率は異常に高い。
2020年以降のアシスタントの全員。年間10名くらい来るインターン生 全員がYouTubeを見てるから本当にやって良かった。

結果、下が沢山入ってくる。そのほとんどが辞めていくが、気合いの入った数名は独立まで漕ぎ着けるので、下が育たない事があまりない。
同業者がアシスタント不足に困っていて、「どうやってそんなに増やせるのですか?」と問い合わせを頂くが、全ての人に「YouTubeやったら?!」と伝えてる。
スタイリストに出たがりはあまり居ないため、皆様「それは抵抗がある」と言ってやらない。ウチとしてはYouTubeに競合が少ない事は有難い。
「悩んでいても、悩みは解決しない!動け!!」といつも津野は思っている。


さて、このコロナ禍真っ只中にコミュニケーションが死ぬ程苦手な愛奈が入ってきた。

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