撮影へ向かう車内、インターン生から
「周りは安定を求めて一般会社に就職している」と発言があった。
安定ってなんだろう。。。
日本の自営業の数は1985年辺りから年々減少を続け、今や働く人の10%以下にまで落ちた。
かたや会社員・公務員である雇用者は、年々上昇を続け90%を超えた。
日本の働き手の90%が会社員、公務員という図式になっている。
そんな中、
ファッション専門学校の生徒の90%が奨学金を申請している現状を皆様はご存知だろうか。
つまり、ほとんどの人がお金が足りていないわけだ。
日本の足りて無い給料体系
に対して、若者が「安定」と言ってる事に疑問を感じている。
その欲しかった「安定」の先にあるのは、生活の為に人生の大半の時間を仕事に使う毎日だ。
●普通に就職し、お給料のみで生きていくと安定ではなく、不安定になる事
を若いうちから知っておかないといけない。
ファッションスタイリストとして独立してからも同じ事が言える。複数のクライアントから仕事を頂き 収入が安定する迄に平均3年はかかる。
そこまで、アルバイトと並行して、やり繰りしないといけない。
スタート1年目では、スタイリストだけだと食べれない人がほとんどだろう。スーパー不安定だ。
しかし、クライアントを着実に増やしていけば スタイリストでも安定してくる。頑張り次第では年商5,000万円も夢ではない。
では、収入が低い日常を打破するには、何をすれば良いか。
A収入口を増やす
B1つの職業で爆益を出す
この2択しかない。
これをやろうとしてる人は 日本にどれだけいるだろう。
このような行動をせずに会社の給料の文句、アシスタント代の文句を言ってる人がほとんどでは無いだろうか。
文句を言って給料が上がるのなら、いくらでも言ってくれ。でも、「他人の管理下に置かれてる以上は収入は上がらない!」と諦めて他の案を構築したほうが賢明だと思う。
会社だって、生き残りに必死だ。
貴方は「給料 額面の3倍」の売上を叩き出さないと会社としては負債という事をご存知だろうか。
文句を言うのは5倍10倍の売上を出してから言うべきなのである。
更には、会社で偉くなって給料を多く貰おうと思ってもコレは難しい。達成出来たとしても、極々わずかな選ばれし人のみだ。
結果、安定するには
収入源を増やして分散する!か事業で爆益出す!という所に行き着くのだ。
富裕層の方々に取材したが、ほぼ100%の人が複数の収入源をもっている。
具体的には、副業、株、不動産、などだ。
これを当たり前にやっている。
収入はその人の考え方で決まる、
「自分には このくらいの年収が相応しい」と思ったら、そこになる。
自分の可能性を大きくもって行動に移すべきだ。
ウチのアシスタントだったサクラは、行動力があり、事業化の脳みそをしていた。
アシスタントのうちから月100円で良いから株をやれ!と言ったら、その場で証券口座を開設した。
そこに月10,000円ずつ入れて行って、アシスタント卒業する頃には130%に増えていた。
あれから2年半経った今も着実にお金が増えている。
この行動力が人の運命を変える事を知っておくべきだろう。
ある時サクラから質問を受けた
「アシスタントでも稼げないものですかね?」
そもそも この質問を師匠にするところが面白い。
こういう子はアシスタント志望の人の中でも20人に1人位しかいない。
津野は
「稼ぐ方法はある。自分の収入の上限を決めるな」と伝え、具体的な方法を伝えた。それは
「古着屋にいって、高値で売れる有名ブランドを買って自分で売りなさい。何が高値で売れるかは、このYouTubeを見れば分かる」と言って
そのYouTubeのURLを送った。
stylistのアシスタントとして、誰よりも服を見てるわけだ。アイテムを見れば、どれが可愛いかくらい分かる。
「その特殊能力を活かせ!!」と伝えた。
彼女は直ぐに実行し、順調にお小遣い稼ぎを成功させたのだ。
サクラと同期だった由実にも、似たような事を言った。
「うちの会社にスタイリングの仕事をもってきたら、そのギャラをプレゼントする。」
津野のキャッシュポイントとしては、初回のスタイリングは会社としては損だが、2回目のリピートがあった場合に回収出来る という算段でその話をした。
その後 由実は しっかりホリプロのタレントさんの仕事を持ってきた。そして、約束通りギャラを渡した。
過去のアシスタントで師匠に仕事を持ってきた人間は由実しかいないが、なかなか面白い企画だったと思っている。
このように、アイデアさえあればいくらでも稼げる。「アシスタントだから安月給でOUT!!」
と自らの可能性を潰すのは非常に勿体無い。
自分の中にあるリミッターを外しながら、常識を疑って生きて行ってほしい。
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