先輩スタイリストが経営するリース店に行った。津野の師匠クラスの方でスタイリスト界のSTAR。3年前突如スタイリスト業を休業して、1年間家族と共にヨーロッパ旅行し、帰国してリース店を営んでいる。
今回は、映画会社に指定されたキラキラJKを探すも何処にもなくて、アシスタントさんが土壇場でスタイリスト運営のリース屋で見つけた。何事も最後まで諦めない姿勢は誰に似たのか。喜ばしい事である。
マネージャーからは「早く衣装案下さい」のLINEを頂いていたので、即座にまとめて送信。2つ選ばれた。。。
スタイリスト業は、つくづくセンスよりも情報力だと思う。どれだけ借りれる店を知っているか、どれだけ、どう言う服が店にあるかを知っているかが物を言う。コレが東京でしかスタイリスト業が行えない所以である。
地方でも店との交渉次第では、服集めは出来るが店の量が全然違う。更にスタイリストが運営するリース屋の様な特殊衣装の店は少ないだろう。
借りる場所が圧倒的多い事で、圧倒的に素敵なスタイルを生み出せるのは東京ならではである。

オーナーのご意向をお伺いしたら、月3万円の副収入があればそれで良いとの事で、気楽に運営されていた。従業員もバイトも雇わず、1人で店にいる時だけ運営して、家賃11万円の箱代の3割を客から集めればそれで納得。事務所代として差し引き8万円しか払いたくない!という意向。
しかし、12月の掻き入れ時は月100万円の売上があったと言うから驚きである。年間の目標売上の3倍を12月だけで稼いでいる、、。
オーナーは昔からアーティストを数多く手掛けており、作りのキラキラJKを数多くもつ方なので、年末のイベント関係でがっぽり稼いだのだろう。賞味期限のない服達が100万円稼ぐのだからすごい事である。
値段はJKで1.5万円。うちよりも4倍近く高いが、元値が全然違う。ココにしかないモノが多いので、高くてもこぞって人が集まるのだと感じた。とはいえ、リース屋最大手のマナマナだと、同じジャケットで5万円かかるので、安いもんだ。
芸能人は皆が着ているデザインは、あまり着ないので、「他にはない!」に目を光らせるスタイリストは多い。(服はなんでも良いというタレントもいるが、、、)
よってリース店を営む上で、キラキラJKは勿論のこと、古着の一点ものはリースに出やすいだろう。

弊社は古着一点ものが集まる異色のリース屋にしたいと思っている。量産できるものに個人的にあまり興味がない。「お貸しやには独特なものが置いてある、、、」という個性を出していきたい。
今回は他店をみて学ぶことが沢山あった。「30,000円稼げればそれで満足だから小規模でやる」って店もあれば、津野みたいにどデカい箱で日本一有名なリース店にしたいという人間もいる。。。
津野はリスキーな事が好きなので、大きく勝つか大きく負けるかのどっちかで生きていきたい。
初月は40万赤字だったので、その旨をリース屋の店主に話したら「やべー」と頭を抱えていた。。。このくらいヒリヒリする挑戦は刺激的でワクワクするが、人によっては過大なストレスになるのだろう、、、。
同じリース店を営む店主として、先輩スタイリストと仲良くなれた事は大変嬉しく思う。それにしても、長年スタイリストで励んだ人の家には特殊衣装が山の様にあるなぁ、、、と感心した1日だった。

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