我が社は撮影の本数が多い分、沢山の社内期限を設けている。
具体例は下記だ。
・日曜日撮影なら、2日前の金曜までにアイテムを集める。撮影前日の土曜は予備として設け、不足分を集める。
・カレンダー、写真集など1度に沢山の服を使う媒体の場合、マネージャーに前もってフィッティング日を設けてもらい、その期限に向かって集める。
・雑誌のクレジットは撮影後3日以内に、先方に送信する。
などなど。。。
毎日、複数撮影しているため、毎日のように期限に追われる感じだ。津野はgoogle社が社員に伝えているメッセージを実働に活かしている。それは、
「完璧を目指すより終わらせろ。」
スタイリスト的に完璧なコーディネートを上げても、決めるのは結局クライアント。80%のものを100%にする為に2日かけるよりも、2日早く80%で出す方が賢い🧐
それで先方を射止めたらラッキーである。仮に、改善案がくるなら、それを撮影日までに修正すれば ヨリ完璧なコーディネートが仕上がる。
早いに越したことは無い!!
時に、期限漏れを起こすアシスタントもいるが、時間内に出来たものが その人の実力である。
ダメな人であるほど、期限の数分前に無理矢理出そうとする。結果として、不十分な仕上がりとなっている事が多い。
優秀な人であればある程、期限を大幅に前倒して終わらせるのが特徴である。

そんな中ある事件がおきた、、、。A雑誌の編集部の方から、クレームの連絡がきたのだ。
「衣装クレジットが届いておりません。明日校了なのですが、、、」
2週間も前に撮影した案件のクレジットをアシスタントが提出していないようだ。弊社の決まりは3日以内。大幅に越している。。。
更に、最悪な事に
事前に編集者から頂いていた「クレジットいつ貰えますか?」のメールを故意的にシカトしていた様だ。。。🤦
人は追い詰められると、不義理をしてしまう癖がある。資料作成の完成時間が 不透明な為「とりあえず、メールを返さない」という選択肢をとってしまった、、、。
いわば、既読スルーである、、、
しかし、コレが1番よくないことは理解出来るだろう。本を作る側にとっては、印刷所が定めるデッドラインは動かせない。
スタイリストに意地でも提出して貰わないと、本が出せなくなる危険性がある。
今回悪かったのは2つ
・3日以内に提出していない事
・編集部からの催促のメールをシカトした事
特に後者に関しては、どんなに追い詰められていても「○時には提出します」と【決断する覚悟】が必要なのだ。
問い合わせに関しては、相手が応答さえしてくれれば待てるもんだ。応答もしないと最も大事な信用を失うことになる。これを理解してほしい。
貴方は、こちらがアクションを起こすまで動かないスタイリストと、何も言わなくても必要資料を提出するスタイリスト、どちらを使いたい?
こちらから能動的に動いて行こう!!
今回の事件を受けて打開策として、クレジット係を設置した。係が定期的に未提出の人をあぶり出す方針である。
この様な仕組みを作る事が、リーダーの役目。人のモチベーションや、やる気に頼ると また同じミスを繰り返す。
【人のミス】=【仕組みのミス】なので、仕組みを作る事がベターである。
今回は、仕事はスピードこそ命。出来るビジネスマンは、ハイスピードに業務を進め、次々に意思決定していく能力が必要だと伝えた。
「期限は前倒しで終わらせろ!!」では。

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