仕事を共にする人の条件

プロフィール

弊社の飲食事業であるチュロス専門店PALM TREE(パームツリー)吉祥寺店を2023.7月に閉めた。

大金をはたいて店を出して、

半年で閉店、、、。ここで大事な事を学ぶことになる。

それは
【本気で仕事をする人と生きろ!】
ということだ。

スタイリストアシスタントは、皆 本気でこの仕事がしたくて入ってくる。長時間労働、安月給。それを調べ上げた上で、それでもやりたいから来る。
働いてみるとイメージが違ったと辞める人も沢山いるが、入口の時点では本気だ。

それが当たり前だったから気付かなかった。

かたや飲食店では、そうでは無い人が沢山入ってくる。
要はお金目当て。生活費のためだけに働く人達。「この店の為に命を捧げよう」みたいな人は ほぼいない。
中には真面目な方もいたが、酷い人も沢山いた。

電車が停まってるからと言って、無許可でタクシーで帰り、料金を請求する人。
1人で店を回さないといけないのに、出勤しない人。

バキバキに割れた文字のチュロスを渡す人。などなど、、、数えきれないほど問題ばかりだ。

この対応にめっっっちゃ疲れた。。。

「仕事に命懸けでない人と良い思い出なんて、作れない。」経営者なら皆そう思うだろう。雇う側と雇われる側の摩擦は充分理解しているが、それでも本気で取り組まないと
仕事なんて ただ終了時刻を目標に時間を潰すだけの作業となり 苦痛でしかない。

しかし、世の中には津野のように

「仕事が生き甲斐」となる人だっている。仕事をつまらなくするか、面白くするかは「選べる」と言う事を意識した事があるだろうか。
私達は、2択を選べるのだ。

「思い出こそが人の最上級の資産だ」と思っている自分からすると、ただ飯を食うためだけに働きにくる人とは 何の思い出も作れなかったということだ。

では、
仕事で本気になると何がいいか。

1本気でやると楽しくなる
2本気でやると更に上の課題が出てくる
3本気でやると応援者が集まる

この現象が起きる。ここのループに入ると毎日ワクワクする,
このワクワクした状態が物凄く心地良く。精神的に良い。

スタイリストアシスタントの中でも、当然、本気度は人により変わる。本気の人とそうでは無い人とでは、「準備にかける気合い」が全く違う。

スタイリストは準備が全てだ。メイクさん カメラマンさんと違って、

仕事の結果は ほぼ準備で左右される。
究極、撮影日にスタイリストが来なくても、服さえあれば、現場は問題なく回る。この事からも準備の重要さは言うまでもないだろう。

A準備不足のアシスタントは
翌日、忘れ物をし、タイムスケジュールを読み間違える。
→注意を受ける
→仕事がつまらなくなる
→投げやりになる
→負のループに入る

B準備万端のアシスタントは
万全なので明日が来ることにワクワクする。
→問題がおきても、勉強になる
→次回の課題になり成長する
→勝のループに入る

Aの毎日を送る人と 
Bの毎日を送る人とでは
計算上 1年で約37倍の差がつく。
(101%の365乗)

たった1日に1%の成長が、長期で見ると とてつもない差になる

これが毎日続くと1年後、ライバルはもう手の届かないところにいる。これが専門学生なら20歳、大学生なら22歳から毎日訪れる。

30歳になった頃には住む世界が変わる。
「1日の努力」がそれだけのインパクトを産む事を知っておくべきだ。

弊社ではアシスタントに沢山の「良い失敗」をしなさい。と伝えている。

Aのような失敗は「悪い失敗」
Bのような失敗は「良い失敗」 だ。

「良い失敗」を沢山繰り返して大きくなろう。

ところで、吉祥寺店は無くなったが
用賀1号店(https://www.instagram.com/palm_tree2021?igsh=bDA1Zjh2dmF5bDM3&utm_source=qr)は今も営業している。
最近の推し活ブームに乗っかり、毎日予約で埋まるようになった。
日本テレビのZIPからも

「東京唯一の文字の形でチュロスを注文できる店」として特集されて、とても順調だ。

出店のきっかけになった元アシスタントの由実には、この場をもってお礼を伝えたい。

赤字に2年半悩まされ、あの手この手を使って経営し、沢山の苦悩はあったが

結果として 先月黒字化したことで、数えきれないほどの苦しさと喜びを味わった。有難う。

また一つ経験値が増えた。

この後、IMMEZ(https://www.instagram.com/immez_official?igsh=eWY0YXg0ZmliMDYw&utm_source=qr)という服のブランドを立ち上げる事になるのだが、デザイナーの千葉さんも命懸けでやる人だ。当然デザイナー料は払っているが、支払う金額の何倍もの成果をあげてくれる。
本気の人と仕事をするのは、本当に楽しい。


【今日1日を必死に、明日があると思わない生き方。】


これができる人と今後も仕事を共にしていきたいものだ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました