お世話になっている芸能プロダクションから、ご紹介を頂いて、商業施設でのスタイリングの仕事を振って頂いた。
広告代理店からリクエストのあった「津野のプロフィール」を送り、その上で 津野を「実績のある方」と判断して頂き、いざ取り掛かろうとしたら【破談】となった。どうやらブランド側が「ファッション誌をメインにスタイリングしている人にお願いしたい」となったようで、稼働前にお仕事が無くなった。
広告代理店は、めちゃくちゃ謝って来られた。「失礼なことをしてしまった」と。。。全然いいのに、、、。まぁ無理もない。
一度キャスティングして、🆗取れたのに、後から「ファッション誌やってる人で」と言われた津野の気持ちを組んでくれた のだと思う。
代理店の方はとても言い方で、謝礼まで払ってくれると言っていた、、、。

ココで思った事は
【他人はイメージで仕事を振る】と言う事だ。
当たり前と言えば当たり前ではあるが、
ファッション撮影を普段やっているスタイリストは、《芸能には興味がない》と思われ、逆に芸能の撮影をやっているスタイリストは《ファッションはやれない》と思われている。
実際はスタイリストをやっていれば、
●どちらも上手にやれる。
ドラマの衣装さんとスタイリストを線引きし、スタイリストの方が上 みたいな扱いをする人もいるが、スタイリストの方が衣装さんより、技術が劣っている事はめっちゃある。
そもそもセンスは数。どれだけコーディネートを組んできたか、、、なので、ドラマの衣装さんは組む数が尋常じゃない。その為、都度 トライアンドエラーで試行錯誤しているはず、つまり絶対センスが良いと思っている。
ヘアメイクでいえば、局お抱えのドラマ、バラエティのメイクさんは、《ファッションとはかけ離れた位置にいる》と思われている。
しかし、先日カレンダーで俳優の7変化企画をやったら、素晴らしいスピードと技術で変化させていた。めちゃくちゃうまかった。。。まるで、Vogue。

初見の方は、スタイリングにおいて 「貴方が何が得意で、何が不得意かが分からない。」よって、プロフィール・インスタグラムは貴方の行きたい方向性に作り込んでおくべきだろう。
津野は様々なジャンルの人が入り組んだ、幅の広さを露呈したいので、その方向性にしている。
広告関係は「プロフィールを出せ」と言われるから、実績がない頃は、プロフィール審査が嫌で嫌で仕方なかった。懐かしい思い出である。
近年「プロフィールを出せ」と言われる機会が無くなったので、久しぶりの提出だった。その背景には、ある程度「はい、はい、津野さんなのね」と認知が広がってきたからだと思う。
(電通や博報堂など広告代理店には、経理上 会社毎に取引記録が残されている)
新人スタイリストの時は、プロフィールに全く自信をもてないものだ。。。そもそもの実績の数が少ないのだから、、、書けるものすらない、、、。
それでも広告のお仕事を受けれるのは、事務所さんの推薦のお陰だ。今になって当時のマネージャーさん達に感謝感謝である。
それにしてもプロフィールを出す抵抗感は今後もずっと消える事は無いだろう。
紙上で判断されるのは なかなか辛いものである。
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