向き不向きの判断は、やってみてから

プロフィール

スタイリスト、ヘアメイク、カメラマンの中で、ある程度成功して仕事を持っている人は、皆 自分の仕事を天職という。

人は現在地から過去を逆算して、歴史を作る癖がある。成功したスタイリストは、過去こんな苦労があって、こんな失敗をしてなんて言いながら、都合の良いように過去を改ざんし、「だから今の自分がある」とキラキラした歴史を語る。

結果として、この仕事は天職だった。と武勇伝を語る。

果たして、そう語るスタイリストの中に、アシスタントの1年目から「スタイリストが向いている、天職だ」と思った人は居ただろうか。いないと思う。

どうなるかも分からない未来に期待して、自分が向いているか向いていないかも分からず、ガムシャラに修行期間を駆け抜けたに違いない。

津野もマネージャーをしていた自分が「スタイリストに向いている」なんて、思った事は一度たりともない。逆に「こんなサラリーマン上がりが、ファッションの世界に殴り込むなんておこがましい!」と思いながら、恐る恐る日々を送っていた。

当然 実績もないのに、向いていると思えるはずもなく、、、修行を終える瞬間まで、「こんな俺に仕事を振ってくれる良い人は居るのだろうか、、、」と不安に思っていた🫨

実績が付いてきた今になってやっと、「天職だ!楽しい!向いている!」と心から思えるが、デビューから仕事に苦しんで、大した実績も上げれずにバイトばかりに時間を使っていたら、口が裂けても「スタイリスト業向いている」とは言えないだろう。

結局、向き不向きは実績に左右されると言うこと。結果次第で、いくらでも言い換える事ができる。

売れたら向いている。

売れなかったら向いていない

となるだけ。

つまり、「やって見ないと分からない」と言う事になる。

例えば、アシスタント期間中に何らかの原因で辞めてしまったり、

独立し、あの手この手を使って、それでも目が出なくて挫折し、スタイリストを辞めてしまったら「向いていない」と言うだろう。

逆に、あの手この手を使って、それでも目が出なくて、更にやり方を変えて、しつこくしつこく粘って、凹みながらも仕事を繋いで生活出来るようになれば、「向いている」というだろう。

結局は個人の「負けん気、しつこさ、レジリエンス(潰れた精神を元に戻す力)の高さ」が、向き不向きを決定付ける。

だから、何の職業にしてもやる前から「向き不向き」は分からないのだ。

よって、センスが無いからとか、人にコーディネートするなんて、、、とか あーだこーだ諦める理由を語るのは「時間の無駄」という事になる。

スタイリスト業に関しては、「なんかカッコ良さそうだから、やってみよっかな」みたいな思いつきでスタート出来る仕事だと思っていて良い。

人生結果次第。何の職業に望んだとしても客が付けば「向いている・天職」と言えるのだ。

成功者は何の仕事をやっても成功すると言われるが、その所以は、

成功者は決まって、個人の非認知能力(IQや学力 以外の力、具体的には忍耐、意欲、目標に向かう力、発想、客観的視点、対応力、クリエイティヴィティ、セルフコントロール、コミュニケーション)が高いという事を知っておこう。

よって学生時代から、ここを鍛える事を怠らないようにしよう。具体的な鍛え方は全て「遊び」の中にある。

何でも遊び心をもって取り組む事。 

(このペットボトルでどういう飛行機を作ろうと創造する)

❷好きな事を徹底的にやる事

(目移り上等で、様々なことに手をつけ想像力を育む)

❸様々な友達と遊ぶ

(周囲との関わりの中で人との関係を学ぶ)

中でも、人に気に入られる能力である❸は、必須。仕事は1人で歩いて来ない。人が持ってくる。という事を忘れないでおこう。

結論、「若い頃から全力で遊んだ人間が大人になって勝つ!」そう思っている。よって、我が子に門限はない。疲れ果てて体力の限界がきて気絶睡眠するまで、遊んで貰おうと、休日は複数箇所に連れて行っている。

東大、早稲田、慶應に入れないやつは、勉強は諦めて全力で遊べ!!そこに突破口がある!!!

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