5件、7件、14件、5件
ここ4日間の撮影本数(フィッティング含む)である。3月は撮影が多い。コレを4名のスタッフで回す事が、そこそこ困難なのは理解出来るだろうか。
撮影は基本的は5時間かかる。
(内訳は、メイク打ち合わせ2時間、撮影1時間、インタビュー2時間。)
つまり、4件の撮影で各5時間 現場から人を動かせない。それによりリースや返却がストップするのだ。明日も4件、5件あるのにだ、、、。
それを見越して、数日前にリースを固めようと試行錯誤するが、そこにも撮影が4件あるとお手上げ🤷。
こんな状態で頭に汗をかきながら、アシスタント達は奮闘している。。。
当然だが、これだけ撮影が重なると不足アイテムが目につく様になる。
津野は統括。全体を見渡すのが仕事なので、1つ1つアシスタントにチェックする。
「このタレントさんが着そうな服ないぞ、扇子ないぞ、どうする?どう考えてる?」
この質問に対してアシスタントは瞬時に返す。
「リースは諦めて良いですか、もう間に合わない。メルカリやZOZOで明日配送にし、購入しましょう。今夜19時迄にアイテム候補だします!!予算いくらまで使って良いですか?」
といった感じだ。

特に上のランクのアシスタントは、マルチタスク。リースや撮影をこなしながら、隙間隙間で
「このアイテムどうですか?このブランドなら使用分5000円で借りれます。」と画像を的確に提出している。
本日夕方撮影のファッションニスタの撮影では、直前まで良いアイテムが集まらず、お手上げ状態だった。
それをギリギリの土壇場で めちゃくちゃ格好いいJKのリースをもぎ取ってきた。本当に助かった。。。
このような場面を見る度に、仕事とは【価値を提供する事】なんだなぁ、、とつくづく思う。
どんなに人が良くても、仕事をする上で価値を提供出来ない人は、居ても意味がないのだ。

先日ある社長さんが、面接時に「出来る人」「出来ない人」を見分ける方法を話していた。それが興味深かったので、紹介しておく。
1分間で自己紹介して下さい。という問いに対して
A
「津野真吾。22歳。日本大学出身。学生時代はバスケットボール部でキャプテンをやっており、、、」
と話す人と
B
「私の強みは営業力です。御社に入る事でマスコミ関係者に声をかけ、100人の顧客の流入を見込めます。それにより、〇〇万円の売上を御社に、、、、」
と話す人の2種類がいると言う。
当然採用はBである。社長の言い分はこうだ
「1分しか与えられてない中で、名前とか出所とかに無駄な時間使うな。こっちは100人面接するんだ、お前の名前なんか覚えてねーわ。お前が入ったらウチがどう儲かるかを言え!!」と言っていた。
これが「出来る人」と「出来ない人」の決定的な差だ。
出来る人は、【相手にどう価値を残せるか】しか言わない。とのこと。言い方はキツイが図星中の図星である。
弊社もインターンの子に【自己紹介して】と言うが、趣味や特技、やってきたスポーツ、好きな芸能人の話くらいしかない。
例えば、
「縫うだけなら誰よりも早いです。縫い物は全て私に振って下さい🧵」とか、
「綺麗好きなので、事務所の清掃は任せて下さい。🧹」とか、
我が社へのメリットを伝えてくる人は、壊滅的にいない。
だから、このブログを読んでくれる人や、自分の子供達には、そうなってほしくないので、雇う側からの注意喚起を伝えておいた。

さて話は戻るが、上記のようなアシスタントと津野の やり取りを学生に出来るか、、、想像してみてほしい。当然 出来ないと思う。
「予算の把握」「タレントの好み」「時間マネージメント」など、どれをとってもチンプンカンプンだから仕方がない。
津野とのやり取りは、経験から生まれる賜物であり、一朝一夕では養えないスキルなのだ。
つまり、服飾学校にいたから、洋服屋で販売をしていたから、古着屋で働いていたから、という理由では【経験者扱いには、ならない】と言う事を知っておこう。
「郷に行っては郷に従え!!」スタイリスト業は独自の世界観で仕事をしている。
足を入れてみない事には、何も分からない。「悩む前に、まず入れ!!やり始めてから考えろ!」が素直な意見である。
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