NOを伝えるのは簡単

プロフィール

世の中、壁を突き破って前に進める人が強い!!
ダメと言われりゃすぐ諦める。そんな感じでは這い上がっていけない。

義務教育の9年間 皆さんは、徹底的に「右に習え」を教えられた。

そもそも学校教育なんてものは産業革命の時代に、逸脱する工場員を抑制する為 導入された制度だ。
「皆と同じようにしなさい」「はみ出すな」これを成長期に9年もやる。

国を挙げての「普通の人、量産プロジェクト」だ。

長年教わってきた この「隣とバランスを取る生き方」を壊せと言われても いきなりは無理だろう。

しかし、大人になって これを素直に守っていると成長は著しく止まるということを

今知ったほうが良い。

学校では1+1=2と誰もが納得する「答え」があった。

しかし、大人になってからは、「答え」が何通りもあるのだ。困惑するのも無理はない。

Aの方向に行くと倒産するかもしれないし、大成功するかもしれない。それは誰にも分からない。

あのマクドナルドでさえ、健康ブームの時に 「サラダマック」みたいなものを作って

大失敗した。「民衆はマクドナルドに健康を求めてなかった」というのがやってみてわかったのだ。

「あえて体に悪いジャンクフードを食べに来てるのに なんだよサラダって」ということだろう。

ただ、マクドナルドの上層部なんて バカの集団なわけがない スーパー天才の集まりだ。

それでも答えを導けなかったりする。つまり、社会に出てからは「正解」みたいなものは用意されてない。

その正解を導くものは体当たりの仮説と検証しかない。

要は『動いて失敗して、修正して、また動け』ってことだ

ある時、
ヨウジヤマモトの服を明日借りないといけない案件 の連絡が22時頃入った。
1人のアシスタントに、「すぐに明日のアポイントを取れ!」の

指示をだしたのに、動かない。
「何でコンタクト取らないの?」と聞いたところ、
『PRESSはもう閉まってます。18時までです。』と言われた。
、、、。まったく、、、。

明日絶対に取らないといけないアポを 明日オープンしてから、かけようとしていた。

頭を抱えた、、、。

「あのさぁ、18時にPRESSが閉まってるって誰がいった?いいからかけてくれ」
結果繋がった、まだ、残ってる人がいたのだ。

今日のうちに意地でも予約を取っておいた方が、クライアントは安心する。

それをその子は 「18時閉店」の固定観念が邪魔して動けないでいた。

これでは成長はストップだ。。。

続け様に伝えた
「目の前で家族が車に轢かれました。目の前の信号は赤でした。待つの?」
待つわけない、皆、赤だろうが黄色だろうが、身の安全を確保できるなら一目散にかけよる。

その感じが仕事でも必要なのだ。

仕事となると、常識を振りかざして壁をこじ開けようとしない人が多い。
「そこまで頑張れないです。それでお給料上がるんですか?」とでも言いたいのか。 
そんなんでは、逸脱した成果なんてあげれるもんか。

若い時代に「決まりは決まり!」みたいな常識を刷り込まれたせいで、

動けなくなっている人がほとんどだ。

別の日、アシスタントが女優さんに「肩パットありますか?」と言われた。そこにはなかった。
すかさずアシスタントは
「ないですね、、、」と申し訳なさそうに答えた。。。

すかさず その子を呼び出して、お説教だ
撮影というものは大抵、
「衣装決め→メイク1時間→着替え→本番」の流れ。
衣装決めで、なかったとして、本番までに集めれる。そこを集めようという気がない。
クライアントの要望に対しての「覚悟」が津野とアシスタントでは全然違う。

【本番始まる数秒前まで死ぬ気でやらんかい!!】

マネージャー時代、「笑っていいとも!」のテレフォンショッキングというコーナーで、

Gパンが必要だった。
制作のミスでそれはスタイリストに伝わっておらず、メイク中に制作さんから

「Gパン大丈夫ですよね?」的な確認がきた。

「おいおい聞いてないんだけど、どうすんだよ」と、怒っていた横で
スタイリストの栗田さんが街へ消えた。

そしてあっという間にGパンを集めてきた。サイズ形、雰囲気までドンピシャのものを数10分でだ。

この時、米倉さん、津野、制作陣全員が救われた。その時の光景は脳裏に深く刻まれている。

カッコよかった!最高だった!!俺もこういう人になりたいと思った。

だから、自分の部下がサクッと諦めると無性にやり場のない気持ちになる。
仕事なんてトラブルの連続だ、それに柔軟に対応出来たものだけが、勝ち残っていく。
こっちが必死こいて集めた衣装を見るやいなや
「今回はもっと、上品にいきたいんだよねー」なんてサラッと言ってくる人もいる。


そこで、大抵のスタイリストは心の中で
「先に言えよ」って思ってんだろう。

津野だって当然そういう気になる。

ただ、それを「本番までに どうするか」を試されるのが仕事だ。 
「いきなり言われたって、無理っすよ💢」なんて口が裂けてもいっちゃいけない、

言ったところで相手にメリットなんざ1ミリもない。自分が2回目呼ばれなくなるだけだ。

じゃあどうするか。
「そこまで考えが及ばなかった自分が 単純に未熟だった」と1秒で納得して、笑顔で街へGOだ。
去り際に、「本番まで抜けますね。探してきまーす♪」の捨て台詞を吐いたら、

血眼になって本領発揮すれば良いだけである。

そして、ご希望のアイテムを間に合わせた日には 「とんでもなく堅い信用」が両肩に乗ってくる。

1時間前にはダメのレッテルを貼られたスタイリストも 

何故か本番終わった頃には、「勇ましい勇者」のような見られ方をするのだ。
それで良い。
仕事なんて、人生なんて思い通りに行くわけがない。いつもそう思っている。

失敗したら、「俺は今試されてる!」と思う癖をつければいい。

壁が立ちはだかった時に簡単に諦めるような輩には なっちゃいけないのだ。

最後の最後、いよいよ本番の幕があがるその瞬間まで、仕事をくれた人のために駆けずり回れ!

それが弊社の教えである。

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