上司の役目は、スタッフの気分を上げることだと思う。雑用をやらないんだから、気分くらい上げとけって感じ。そう思って日々望んでいる。
これは、ある清掃会社の社長を真似た考えだ。その社長は仕事をするよりも、社員を驚かせること、サプライズする事に毎日命をかけている。
毎日何をしたら、社員が楽しんでくれるかを考え・実行している。それが大変輝かしく見えた。お陰でその会社は空気が良く、スタッフは毎日楽しく働いているようだ。
その考えに賛同してからは、隙間隙間で時間があるとアシスタント達に、絡んで盛り上げて行こうと心がけている。
愛情とは、「相手にかけた時間の量」なので 忙しくとも話しかけ気分を盛り上げたい。
ここで注意すべきは、話を振るだけ振ったら後は聞き役に徹し、突っ込めるところにテンポ良く突っ込むと言うこと。そして、隣の人、隣の人へと話を振る。
言わば飲み会の幹事である。

この行為は、決してアシスタントのモチベーションを上げてもらう為ではない。モチベーションは他人があげれるものではない為、考える事を辞めている。「そんなもの自分でコントロールしなさい!」そう思う。
では何故絡むか。。。それは「この人の為なら!頑張ろう!」と思ってもらう為だ。人は同じ注意を受けても、【誰から受けたか】で捉え方が変わる。
師匠、先輩は後輩から「なんで貴方から注意をうけないといけないんだ!」と思われた時点でマネージメントは失敗、信用が溜まっていない証拠である。
信用さえ溜まっていれば、褒めても怒っても刺さる。「部下は、褒めれば良い」と言う人もいるが、そう言う単純な事ではない。ダメなところはしっかり怒らないといけない。
褒める・叱るではなく「貴方をいつも見ているよ」という姿勢こそが信用を溜める。だから、絡むのである。絡んでいれば嫌でも信用はたまる。
貴方は貴方が上司だったら、「貴方の下につきたいと思いますか?」「上司の話に聞く耳を持ちますか?」
これが極論。『いやぁ、自分の下はちょっと嫌だな、、、』と思ったら、周りも皆そう思っている事だろう。
「付いていきたい」と思える人間像を作っていきたい。ものである。

ただ、
津野も含め社内外の失敗が続くと、顔は深刻になり、喜ばせる事が出来なくなる。遅刻、期限漏れ、自分達が怠けた為に買いそびれたアイテムの補填、クレジットの確認漏れ、良いと思った衣装案が全滅、などなど。
失った信用をいち早く取り戻さないといけない【ピンチ】の真っ只中で、「大丈夫!仕方ない!良いよ良いよ」とはなかなか言えない。
失敗は、避けられないものなので、細かい失敗で いちいち心を乱すのも「器が小さい」と思ってしまうが、立て続けに3回4回とやってしまうと、良かった機嫌も悪くなる。。。
中には「平常心を保てる仏みたいな人間」もいるだろうが、師匠が無理して、苦虫噛み潰したような顔で、我慢されても嫌だろう。
津野もやばい時は、表に出てしまうので、まだまだ修行が足りない。。。
話は戻るが、機嫌の悪い上司ほど 会社にとっては悪だと思う。よって、通常運転の時は常に機嫌良くスタッフに接していきたい!!自戒の念を込めてここに印しておく。

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