元NHKアナウンサー武内陶子さんの生放送の仕事だった。
世の中にはその人が現れた瞬間に、場の空気がガラッと変わる人がいる。武内さんはそういうレアな人だ。
過去アシスタント全員が お会いした瞬間の数秒でそのタダならぬ空気を肌で感じ、昨日初めて武内さんに会ったアシスタントも、瞬時に自然と顔が笑顔になっていた。59歳にして仲里依紗さんに憧れる本物の陽キャである。
今朝、別の撮影で。【衣装の積み忘れ】があり、社内ゴタゴタしたので、それを一瞬で吹き飛ばす迫力だった。素晴らしい!!
ゴタゴタと言えば、言った言わないの論争だ。うちの社内でもよく
津野「その情報LINEでくれてりゃ.段取りよく仕事が進んだのに、、、知ってるなら予め資料送っておいてよ。」
アシスタント『いや、実はこれ3日前には津野さんに送ってて、、、。』
津野「、、、、、。」
みたいな言い合いが繰り広げられる。
皆が皆,濡れ衣を被ったまま話を進められると、都合が悪い雰囲気をだす。冤罪勘弁というべきか、、、。当然といえば当然である。
元々、頂いていた資料に目を通さない自分が1番悪いけど、忘れている事だって沢山あるし、、、なんて言い訳を心の中で唱えながら、シコリを残したまま話が終わる。
濡れ衣なんて誰でも着せられたくないだろう。そう思っていた。
ただ、新人のミヤビは濡れ衣を被ったまま、言い返して来ない精神力を持ち合わせている。
これは、かなりの特殊能力だと思う。
濡れ衣を1度全身に被り、申し訳ない感じを出すのだが、実は過去にしっかり伝えてくれてたりするわけだ。
とりあえず、上司のその場の怒りを鎮火する事に舵をきり、謝ってきたりする。悪くないのに、、、。
ここに関しては、こちらが本当に申し訳御座いませんなのだが、人を注意することでも,快楽物質は出るため、
自分だけスッキリした気持ちになり満足してしまう。最低である。
初めは「濡れ衣被り」に全く気付かなかったのだが、3回、4回やられると馬鹿でも気付くモノだ。
ある時、LINEを見返して「あれ?」これ伝えてくれてたな、、、本当申し訳ない、、、といつも後から思っている。
皆さんは濡れ衣を被ったまま、説教をくらうことに耐えれますか?
耐えれるタイプの人間はほとんどいない。上司の火消し重視で 後で気付いてくれたらそれで良いかタイプだ。
「よく吠える犬ほど小心者だ」と、よく聞くがその通りだ。津野はよく吠える犬である、、、部下は師匠より何倍も器が大きい。。。
仕事相手においては 濡れ衣を被り 負けてあげる事も多くある。しかし、距離が近い人(母親、親友、兄弟)には、言い返す人は多いだろう。
文句なんて言わせたい人には言わせておけば良い。言い返したところで良い事は一つもない。「保身はダサい、保身に走るな」と教えながら 教えられた一面であった。。。お見それしました。。
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