6歳〜70歳までスタイリングしている。その年齢によって服装をどう気をつけているか伝える。
6歳〜20歳位までは、皆様自身も辿ってきた年齢だから、どの様な服が衣装として良いのかは、そこそこ分かるだろう。
映えるポップな色、若さのでるパステル色、この辺りが基本となる。事務所さんの意向にもよるが、「若いうちに明るい色を沢山着ておいて。」と言ってるのをよく耳にする。
黒や、グレー、ネイビーなどは大人になってからも長く着れる色なので、「可能であれば若々しい色を今のうちに着ておいてほしい」と思うのだろう
中でも女性は肌の露出がキモとなる。
若いみずみずしさを全面に出す必要がある為、若ければ若いだけ丈は短く、上もノースリーブが主流となる。
20歳〜25歳くらいは
人によって、着る服が変わる。
大人びてシックに見せる人もいれば、バリバリ若い色 露出を好む方もいる。タレントさんも個性が出てきて、様々なテイストを着るようになる。この年代が1番難しいのかもしれない。
事前にInstagramをみて、タレントのテイストを見抜きテイストを合わせていく力が必要となる
25歳〜30歳は
丈の短いスカートや、パッチワークや、カラーブロックなど色や柄が効いた服は徐々に着なくなる。
太いボーダーの服も、どんどん細くなっていき大人感が増す。プリントの入ったカットソーはあまり着なくなる。
30歳〜45歳
基本シンプルな色味の形にこだわったスタイリングとなる。パステルカラーに抵抗が出る人が多く。重厚感のある素材や色にシフトしていく。肌感も更になくなっていき、女性はミモレ丈以上がほとんどとなる。
45歳〜
女性は、ほぼ露出はしない。長袖、マキシ丈スカート指定が多くなり、ヒールも次第に履かなくなる。素材にこだわったスタイリングをしないと、みすぼらしく見えるので注意している。色は霞んだ色の落ち着いたトーンになる。
男性は黒、グレーが極端に多くなり、青や緑、ベージュといった明る目の服は避けるようになる。ワイドパンツも少なくなり、シックかつスタイリッシュシルエットが多くなる。
この様な感じ。
スタイリストアシスタントは、20歳〜25歳が大多数なので、自分の年齢くらいまでは分かる。
しかし、10歳上 20歳上となると 頭を悩ます人が多い。60歳の女性に40歳の方が着る様な明る目のツイードのJKを出したりする。
こう考えると津野の様に43歳くらいが各年代の服が1番分かるのかもしれない。
幅広い年代のスタイリングが出来るようになれば、仕事も溢れる。修行期間に師匠の仕事をよくみて学んでほしい。
津野も過去に水着できますか?とか、LIVE衣装作れませんか?といった依頼が沢山きた。
「男なので、水着の胸を寄せれません。」
「衣装は作れないし、作る時間もない!」といって数々のチャンスをドブにすててきた。
今となっては知り合いも増えて制作者にアウトソーシング出来るようになったから、受ける事は出来るが
学生のうちからこの辺が出来るようになると鬼に金棒だ。
是非、年配者のスタイリングにも興味を示してほしい。
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