レストランで、オーダーする。「なんか良い感じの料理作ってください。」
その段階では、美味しければ何でも良いと思っている。数分後、テーブルに提供された料理が
「山芋と鯵のフライ」。なんか違う、、、。
良い感じとは言ったものの、「違うんだよなぁ、、、」と思う。
客の貴方は、ココで初めて真剣に食べたいものを考える。そして、チーズを食べたくなって、「ピザありますか?」なんて質問をする。
店員は、『何だ食べたいものあるんだ、初めから言えば良いのに、、、』と思いながらもピザを焼く。そして、当然ピザ代まで頂く。
これがスタイリストとクライアントの関係だと、最終、ピザ、まで焼いたのに、初めに出した「山芋と鯵のフライ」のお代は頂けない。
これ理解出来るだろうか、、、。なかなか辛いだろう。

始めは、プロのスタイリストさんだから大丈夫でしょ「お任せします!」みたいなニュアンスでイメージをぼかして伝えておいて、上がってきた衣装案をみて撮影直前にひっくり返す。。。
当然、衣装の修正に使った労力は支払われない。
今週はこれが数件重なった。。。
下請けの我々スタイリストが、「事前にイメージを詰めていなかったせい」と言われればそうだ。間違ってない。しかし、
イメージの共有打ち合わせが面倒で、適当視するクライアントさんも沢山いる。
衣装発注よりも大事な芸能事務所への許可取りや、場所取りを優先したいからだ。
こちらも面倒なスタイリストになりたくない為、しのごの言わず、サクサク集めてイメージの画像を送る。それを着用予定のタレントさんに転送した結果。
サラッと「こーじゃない」と言われ、修正案の提出を求められる。。。困ったもんだ。
短気なスタイリストは、ここで1文句お届けするからヤバい。機嫌悪い人と仕事したい人類は、この世にいないので、積み重なると仕事は尻窄みして行くだろう。

タレントサイドからの修正依頼に対して、我々スタイリストがすべき事は、いち早くイメージを修正して画像でお届けする事。
これを文字で細かく説明し、クライアントを説得し、相手のイメージ通りに持っていくには時間がかかりすぎる。サクサク画像を送るのが1番だ。「コレであってますか?」「コレ違いますよね?」の様な感じ。
まめな人間は重宝される💐
これを即座にやると、撮影までに時間的余白を作れる。クライアントは一部変更を気兼ねなく言える。だから、スピードが大事。
衣装案を送れる段階なのに、画像をまとめるのが遅いと、3時間、4時間遅れる。その時間があれば数体 変更案を作れるから やはりスピードである。
我々は撮影隊の中でも、末端にいるスタッフだ。 重要なんだけど、重要視されていない。情報がなかなか降りて来ない分、積極的に取りに行くことが大事なのだ。
まずは画像でイメージ共有しよう。
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