「丁寧」よりも「分かりやすい」がgood

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「丁寧」と「分かりやすい」の違い。を考えたことはあるだろうか。

この2者は相反する要素をもつ。日本人はとにかく丁寧だ。メールの文章だと、

○○様から入って 

いつもお世話になっております。を枕詞にツラツラと内容が始まる。取引先に失礼があってはならないから、何重にも敬語が連なり、最終的に何が言いたいのか分からない文章になったりする。

これは正しいのだろうか。

何度もやり取りしているアドレスの人に、わざわざ○○様と書くのは何故なのだろう。津野は書かないようにしている。

互いに電話帳に名前を入れている事が分かっていて、電話の冒頭で会社名と名前から入るようなものだ。

「いや、知ってるよ!」となるだろう。

弊社は「丁寧よりもわかりやすく、短い文章で,相手に伝える事」をモットーとしている。

そのため、「LINEのやり取り」みたいな返しになっていたりする。

これを相手が「無礼」と思うか、「分かりやすい」と思うか分からんが、早く伝わる事の方が丁寧より何倍も生産的だと思ってやっている。

長い文章を書く人を インスタ等で良く見かけるが、

残念ながら長い文章を 人は読まない。長く書けば書くほど読まない。

よって、全ての業務メールは挨拶文なしの 要件80%くらいの内容にした方が良いと思っている。

弊社は、1つのメールアドレスにアシスタント全員が紐付けられているため、「メール返しといて。」とアシスタントに伝言すると、全てのメールは津野真吾の名前で相手に表示される。

よって、「失礼があってはならない」と丁寧に書きたくなるのは理解できる。

しかし、消せる文章は極力消さないと読んでくれないのだ。そこを考慮にいれて 要件重視でわかりやすく責めた文章にしてほしいと思っている。

最近は、打ち合わせも「オンライン会議」が当たり前になってきた。ここでも「丁寧」と「わかりやすい」の違いをマザマザと感じる。

当然、後者の方がいいわけだが、丁寧な会議は本題に行くまでに凄く長い、、、。

NHKの朝ドラの「ポスター撮影」の時が過去最長で、オンライン上に30人位 人がいて、端から端まで自己紹介があった。ココで15分は消えた。

当然 全員はおろか2人前の人の名前すら、覚えていない。勘弁してくれ、、、。ヤバすぎる。

そもそも,「会議」というのは、予め各々で考えてきた内容を共有する場だ、皆で一斉に考える場ではない。そんな事をすると時間が何分あっても足らない、、、それを,分かっていない大人が多すぎる。

広告などでは、スタートでコンテの説明を再読してくれたりするのだが、当然 皆、読んできている。。。

つまり,この時間はいらない。

読んでない人に標準を合わせるのはやめて欲しい。予習した真面目な人が馬鹿みたいだ。

このようなバグが,めちゃくちゃある。。。

最高の進行は、

監督なり、アートディレクターなり その「現場のリーダー」となる人物が、予め固めてきた案を披露して、ヘアメイク、stylistがそれに対して質問を2、3ぶつけたら終わりである。

3年程前に,アイリービーチというアクセサリーのブランドのオンライン会議があった。これは津野史上 最高に優秀な会議だった。

簡単な挨拶→監督の意向→stylistからの質問に、監督が的確に解答→終わり  大体10分ほどだ。

監督があまりに優秀なので、その場で褒め称えたほどだ。同席したアシスタントと拍手していた。

●「企画に対する明確なビジョン」

●「質問に対する正確な解答」

●「ぶれない意思」

この3つが混ざる人がTOPに立つと、会議なんて数分で終わるのだ。

なかなか上記のような,会議にはお目にかかれない。人の時間を奪わない会議は、全ての人を幸せにする。

弊社のアシスタントも毎晩会議をやっているが、ここに近づけて欲しいものだ。

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