モード学園、講義の原稿作り

プロフィール

GW明けモード学園での講義が控えている。その原稿作りで「何を話すか」を考えた。

2024年から独立したアシスタントの斎藤愛奈が大阪モード学園の生徒だったことをキッカケに学校との繋がりが出来た。

東京、大阪、名古屋3校を周り初めて4年になる。

中野にある「織田ファッション専門学校」も学生インターンをお願いしていた2014年から卒業制作の審査員長としてお招き頂き10年が経過した。

津野は人前に出る事が好きなので、愛菜と学校には凄く感謝している。

stylistの日常はいつも違うから刺激はあるが、講義、審査員はまた全然違う空気感なので更に刺激的である。

現在ウチにいるアシスタントの4人中3人が文化服装専門学校。彼女たちに、

「津野のような臨時講師は何を話してた?」と聞くと。

「自分の今までの経歴をお話しされてました。」という。自分の経歴か、、、その話だったら、何時間でも話せるが、それは生徒がstylistになりたい場合に限って生きてくる話ではないのだろうか。

講義するクラスは「スタイリスト科」ではあるが、全員が全員stylistになるわけではない。

年によって3分の2はアパレル等の一般職に就く人もいる。そうなった場合、「未来の自分の姿では無い人」の話を聞いて 楽しいのだろうか、、、と疑問を抱く。

アシスタントに、「それを聞いて楽しかった?」と聞くと「楽しかった」という。

結果としてお客様を楽しませているので、自分の話をする方々を否定しているわけではない。

ただ、津野が行くからには サラリーマンを3年みっちりやった経験から、一般職を選ぶ人も含めて全員に届く話をしようと心がけている。

皆さんの学生時代、日々の授業は楽しかっただろうか?津野は学校が死ぬ程好きだったので、学校自体は好んで行ったが、授業が面白かったかどうかに関しては甚だ疑問である。

中には楽しい授業もあったが、限りなく少ない。これに関しては、先生自身が楽しそうに講義していたかに比例すると思っている。

なので、1番楽しむのは自分で良いと思っていて、その先生の楽しそうな姿を見て、楽しさが生徒に伝染する事を願っている。

過去には、

●「コミュニケーションはリアクションが全て」

●「仕事は人の役に立つ事」

●「チャンスは平等に来ない」

●「本気でやると何が起こるか」

●「可能性を潰すのはいつも自分自身」

●「人生は健康に生きることではなく、命を燃やして生きる事」など

様々なテーマで講義させて頂いた。

その時の生徒に何が残ったかは不明だが、

90分独演会したとしても、持ち帰れる言葉は1つが人間の限界だ。人の記憶力なんてそんなモノである。

よって、たった1つでも今回の講義で持ち帰ってくれたら幸せである。

生徒の中には

「90分があっという間でした。」という方から、寝てる方もいる。

学費を払っているのは生徒だ。寝てようが、しっかり聞き耳を立てて聞こうが、それは生徒の自由。

ただ、学費をコマ数で割った時に1講義1500円ほど払っている計算になる。

それを数10人、数100人から徴収する事になるわけだ、クソみたいな講義をしてしまったら、学費を出してくれてる生徒や生徒の親に申し訳ない。

なので、

先にstylist界で18年生きた先輩として、「先人にしか分からない考え方」を紹介し、道標となり、社会人として生きていくカテになると嬉しい。

高校時代の親友から いつも

「お前は学校を作れ、先生がめちゃくちゃ向いている。」と言われ続けた。

出来れば日本の学校全てで講義したいと思っているので、関係者の皆様宜しくお願い致します。

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