声優でアイドルの三森すずこさんが夏からアメリカに拠点を移すニュースが入った。
ディズニーランドで踊っていた時代を経て、ラブライブの一員となった辺りから8年間スタイリングを担当させて頂き、その間結婚→出産という人生の大事な時期を共に過ごさせて貰った。
ミモリンは津野も含め 歴代のアシスタント達全員が大好きで、惚れ込んだ人だった。いつもフワフワ柔らかい空気を撮影現場に持ってきてくれた。
人として大きい人だった。人間性の勉強をさせて貰いました。改めて有難うございました。
アメリカに行っても声優は続けるということだが、一旦は一区切りとなるだろう。
彼女の事務所は上場企業のブシロード、レーベルはポニーキャニオン。この2社を引き合わせてくれた事に心から感謝。
おかげ様で今でもポニーキャニオンとは別アーティストさんでお世話になっている。
こうやって1人のアーティストから繋がる出会いがstylist業の面白いところで、出会いがまた新たな出会いへと繋がる。人から人へ、会社から会社へ。
仕事をうまく運ぶには、人に支えられて生きて行かないといけない。人間性を磨いていく事をやめてはならんという事だ。
ここのところ、出会った人がどんどん結婚や、出産で新しいステージへと旅立っていく 堀田茜さん、久松郁実さん、三森さん、新川優愛さん、、、
14年もstylistをやっていると その人の人生の大事なイベントに立ち会える事を改めて知った。
20代の多感な時期に、お仕事をさせて頂くことが多いから自然とそうなるのだろう。
独身時代に色んな撮影で、語り合った話が懐かしい。
新川さんに関しては、彼女が20歳の誕生日の日に「人志松本のすべらない話」で初めてお仕事をしてからの付き合いだ。
元々は、セブンティーンという雑誌の表紙モデルとして活躍する彼女の事務所に、津野が飛び込み営業をしてから、関係がスタートした。
新川さんのマネージャーさんが、
「貴方をスタイリングしたいって言ってきてる人にやって貰ったら」と言って頂いた事がきっかけだったようだ。
営業したその月に、特番の撮影を頂いたから大変嬉しかった。
撮影よりもだいぶ前、 たまたまフジテレビの受付でマネージャーさん、新川さんと鉢合わって、「今度すべらない話で お世話になる飛び込み営業の津野です。初めまして。そして、失礼します。」と伝えたことを今でも鮮明に覚えている。
そこから10年の間に弊社から独立したアシスタントも何度もスタイリストとして使ってくれた。有難い。
結婚式のスタイリングをさせて頂いた事もあり、ご夫婦で仲良くさせて頂いている。仕事が一生の友達を築いたタイプだ。
いま20歳くらいで、お仕事をし始めた方々もいずれ 様々な人生の帰路を共にする事になるかもしれない。今から楽しみだ。
しかし、良い時もあれば、良くない時にも遭遇するもので、
有名女優×男性アイドルの破局の日に撮影で 女優さんがずーっと泣いていたり、
ヘアメイクさんが薬物で警察に捕まって複雑な状況だったり、
女優さんの彼氏が警察に連れて行かれたり、
本当「人の人生に 深く関わってい生きているなぁ」と日々感じている。
その度にマネージャーさんから、「笑顔作ってあげてください」とか「ケアお願いします」と頼まれたりもする。
これを面倒ととるか、良い仕事だと取るかは人によるが、津野はかけがえのない素敵な時間を一緒に過ごしているといつも感じる。
この世界に興味がある人は、仕事仲間と「仕事を超えた関係になる事」に期待してみても楽しいかもしれない。
いつかアメリカに行く時には、ミモリンを突撃訪問させて貰おう!!
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