学生はお金を払って学校に行く。それが22才を起点に、お金を頂く側に回る。
お金を頂くには何をすれば良いかを理解しなければならない。
お金を稼ぐには、
・相手を気持ち良くさせたり。
・悩みを解消させる必要がある。
その対価としてお金を頂く事になる。
つまり「期待以上の成果」を残さないと、契約は更新されなくなる。しかし、日本では、期待以上を残さなくても、辞めさせられないので異常事態である。
「窓際族」と呼ばれる「窓際で終業時間を待つ社員の言葉」が生まれたのも納得である。
「仕事とはどういうものか」を学校では教えないので、仕事に対する意識の低い人がぼんやり「仕事とはこういうものだ」という個々人の常識を引っ提げて、社会の一員となる事に問題を感じる。
「決められた時間出勤していれば、お金は貰える」と思っている。冗談じゃない。そんな気持ちの人は直ぐに会社から居なくなるべきである。
詐欺をする人だって、先ずは相手を気持ち良くさせるという事を知るべきだ。

現在「お貸しや」では、ある程度大人な方にアルバイトに来て頂いている。社会で揉まれてきた方々であるからか、それはそれはいつも素晴らしい。彼女達の働く姿を見て「仕事の意味」を改めて再認識できた。
「お貸しや」のアルバイト業務は10日程前から始まった。店自体は1年前からアシスタント対応で回していた。
何も知らないアルバイトの方々は、作業工程を理解していない為、スピードは遅い。これは当然のことである。いきなりワンオペで、1年間やってきた業務を全振りされたら戸惑う事は当たり前である。
業務としては、「お客様対応」と「インスタの投稿」をメインに仕事をお願いしているのだが、慣れないからか なかなか写真が上手く撮れなかったり、その他の覚えないと行けない作業に翻弄されて時間を消費する。
津野としては「慣れるのに3ヶ月くらいは、かかるだろう」と思っているので のんびり構えてるいるのだが、アルバイトスタッフからは「写真遅くてすみません」とか、「トイレ掃除が中途半端で終わってしまいました、次入った時はピカピカにします。」とか自分から言ってきてくれる。
驚きである。そもそもトイレ掃除なんて頼んでいない。。。でも心の奥で「トイレいつも汚いな、、、なんか嫌だな、、、」とは思っていた。
しかし、津野もズボラな性格なので、「まぁ、いいか」と思っていた。
そこに自主的な掃除である。感動したくなくても感動するだろう。
彼女達の頼んでいないことまで、アレコレやろうとする姿をみて、「仕事ってこれだわ、、、、」と合点がいった。
社会の荒波に揉まれて振るいにかけられてきた人は動きが違う。価値を残そうと必死になっている。とても美しい姿である。

今日本では中途採用が主流だ。「新人を1から育てて会社の要にして行く」という考えはあまり無い。教育はコスパが悪いと思われている証拠である。
特に入社初めの3ヶ月なんて、新入りは ただ自分の時間を提供するだけで、会社にとっては ほぼメリットもない。教える時間だけ奪われる。
しかし、それをしないと会社は回って行かず、やらざるを得ない。
新社会人になる人間は、もっと必死にならないといけない。必死に食い付いて、早い段階で打ちのめされ、「己の甘さ」を知った方がいい。それでも、歯を食いしばって とことんやった先に輝かしい未来がある。
「今時、根性論は流行らない」と後ろ指を刺されそうだが、人並み以上の成果を残す時に、根性なしでは語れない事も、合わせて理解頂きたいものである。
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