久しぶりにカメラマン ラックマンだった。アシスタントが40歳のアメリカ人に代わっており、相変わらずインパクトのあるスタッフィングだと感動した。
数々のカメラマンと仕事をしたが、ラックマンはその中でも最高峰にいる人だ。
技術・愛敬・誠実・ヤンチャ・元気
どれをとっても一流である。誠実とヤンチャが合わさっている人は、どの世界でも上に立っている。結論、熱量が高いことに比例するからだ。
彼は元暴走族。昔の写真を見せて貰ったが、額に剃り込みを入れて、ダボダボの学生服で木刀を持っていた🤣ガチ中のガチである。
ラックマンの良いところは、各ジャンルのプロにお任せする事。衣装の事には口出しはしない。求められたら発言するタイプだ。この辺も賢い。敵を作らないからである。
何故アメリカ人アシスタント(40歳)を取ったか確認したら、元々アメリカの軍隊にいた為、報連相(ホウレンソウ)がしっかりしているからだと言う。報告・連絡・相談。確かにこれさえ出来ていれば、ほぼ🆗である。
軍隊でホウレンソウが出来なかったら、戦場で仲間を殺すから死活問題。最も大事な事なのだろう。

その前のアシスタントさんは、「過去の弟子の中で、初めて辞めてもらった」と話していた。
誰とでも上手くやるコミュニケーション能力の高い師匠なので、どうしたことか聞いたら、
《半年間で2回、撮影後のデータを無くした》らしい。これは大変。カメラマンにとってデータは最も丁寧に扱わないといけない。撮り直しとなると、撮影費用の支払いだけででは済まされない。。。
メモリーカードを複数に分けて撮っていたから、大問題までは行かなかったが、
「またデータなくさないかな?」といつもビクビクして撮影しなければならず、首にしたという。
そして、1つの結論に辿り着いたと言う。それは、
「仕事が出来ない人は車の運転が下手」という事。
そのアシスタントさんも下手だったらしい。誘導しているのに、ぶつけたようだ。
ココでいう下手というのは、運転に慣れてからの下手だと思う。車両のサイズ感が分からない頃は慣れるまでに2、3週間かかるものだ。
慣れてからも下手なのは、
・瞬間の判断能力、
・空間の認知能力、
・スピードのメリハリが劣っている
という事。これは仕事に直結する。という話だった。
整理整頓が出来ない人は、仕事が出来ないという具体例しか無かったため、新たな具体例に納得した。

弊社も毎日予定を組むが、大抵動きは変更になる。
各リース場所、撮影の押し巻きによって時間がかわるのだ。
その瞬間その瞬間に、スタッフの動きを変更する。
他にも、衣装が決まらない時にどう乗り切るか。まずは、あり物を組み替えたり、外に探しに行ったり判断する。
その際に決断、決行する時の瞬間の判断能力は、運転中の切り替えとよく似ていると思う。
ソフトバンクの孫さんも朝決めた事を、夕方には変えるようだ。朝令暮改である。
状況に応じて瞬間的に決断できる様、まずは運転を上手くなろう

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