非常識に仕事をとる方法

プロフィール

10年ぶりにファッション誌「FINE  BOYS」編集部にアポなし突撃。

(TOP画はファッション誌レギュラー時代のカシラのリースで借りた物)

当時、一緒に誌面を作った平野さんが編集長になったという事、編集部が築地に引越した事の2つの出来事から、一度会っておこうと思いついて乗り込んだ。

玄関から何度かけても繋がらず、違う方に内線を入れた。「平野氏を出しなさい!」と半ば強引に伝えて、連れて来てもらった。いぶかしげな表情で出てきた編集長は、顔見るや否や

「えーーーー!!!なんで、ここにいるのーーー?どうしたのーーー?」と発した。

そりゃそうだ、10年会わず いきなり来られたらそうなるだろう。その驚いた顔見たさにアポは敢えて、いれなかったわけだし。普通の顔されても困るってもんだ😅

平野さんも昔となんら変わらない表情で,出てこられ、一瞬にして10年の時が戻っていった。

コーヒーを入れてもらい、席を用意してもらい、

●「当時の編集部員はまだ残っているか?」

●「モデルは何をベースに決めているか?」

●「目黒蓮くんは やはり引きが強いのか?」

●「編集長の次は何に就くのか?」

など話し込んだ。

相変わらず目黒くんは引きが強く、他の専属モデルは モデル本人のインスタグラムに来るコメントの量をチェックし,編集部は人気を測っているようだ。

世間的に人気のある子を使う事が そのまま売上に繋がるわけだから、大事な仕事だろう。

結局、人気者はドンドン人気に拍車がかかる。そのツールとしてSNSをやらないという選択肢はなくなる。これからの未来はそれが加速するのは間違いない。となると誰よりも早く始めた方が良い。

ウチの娘は7歳だが、既にTikTokの動画編集をしている。年齢的にUPは出来ないが,仕上がった動画を見て仮説、検証しているところがたくましい。

今のところ娘は将来stylistになりたいようだ。12歳で年齢制限が無くなった瞬間にアカウントを持たせようと思う。

平野さんは今でも、巻頭などの大事なページは担当しているようだった。基本的に編集長は統括。現場の仕事はしないはずだ。過去の編集長も担当ページを持っていた人はいないという。

では何故 敢えてページを持っているか?それは現場感覚を呼び戻す為の自分への負荷らしい。

「編集の仕方」を忘れたら編集部員ではなくなるという危機感からやっているようだ。

英語も使わないと忘れるように、stylistも自分でコーディネートを組まないと感覚が鈍る。

常に現場に居続ける事が、プロとして凄く重要なのだ。

会社員である編集者は、現場からスタートし編集長になると、会社の運営側に回る人も沢山いる。

元々現場が好きだった彼らは、統括になってからも現場に行っていると役員から怒られる人もいる。

「役目違うだろ!下に任せとけ!」という事だ。津野と仕事をしている方々は既に会社では偉い人が多い。 

その大半が「ハンコをつくばかりで つまんない」と言っている。そりゃそうだ、会社を運営したくて編集部に入ったわけではない、本が作りたくて入った人ばかりだ。当然の意見だろう。

平野さんのように、現場を少しでもやらせて頂ける環境下の編集長は、退職する日まで現場をやり続けて欲しいものだ。

10年前から編集部に残っていたメンバーは10人中2人しか居なかった。現代では1つの会社で10年続く人は稀なのだろう。いつの間にか時代の流れが加速して、転職時代となった証拠だ。

今回は30分くらいの滞在だったが 行って良かった。帰り際に当時は無かったLINEの交換をして、「また一緒に仕事しよー」と一言告げて編集部を後にした。

帰り際 編集長から今月末校了が終わった後に、ご飯行こうとお誘いのLINEを受けたので 行ってこようと思う。

(⤵︎写真は10年前の誌面 stylist津野真吾)

津野は芸能事務所にいた時に 外部の業者が頻繁に出入りしていたのを見ていたからか、会社に対してあまり抵抗がない コンビニくらいの感覚で入っていく。

突然来られたら迷惑と思う人もいるかもしれないが、知ったこっちゃない。 

津野はインドの格言、「人に迷惑はかけて良い、その代わり人の迷惑は許してあげなさい!」が大好きだ。突撃訪問のおかげで今回は懐かしい2人に会えた。棚ボタだ。

この後、広瀬すず,アリスさん の会社フォスターに「広瀬姉妹を起用した企画書」を持って行ったが、担当チーフはいなかった。忙しい2人の担当だ、普通に考えているはずがない。。。

ただ、社長と京典くんの担当、広告担当の人に挨拶は出来た。結果として企画は通らなかったが、仕事を取るには思い出してもらう事(認知)が先決だ。

時に「あ、そういえばこういう仕事あるよ、やる?」と言われる事だってある。

マネージャーだった時代に、オスカーの古賀社長の「若かりし頃の立ち振る舞い」に関して上司から聞いた事がある。

社長は講談社に毎日のように行っていた。あまりに行き過ぎて、古賀さん用の席を設けられていたという。

こうなってくると、どうなるか。。。お察しの通りだ。

何か編集部で企画が立ち上がると、まずは目の前にいる古賀さんに依頼がいくという。オタクのモデルさんで誰かこの企画に参加できない?こうなるとしめたもんだ。

次から次に依頼が来たという。これを聞いた時 「迷惑だとか、迷惑じゃない」とか考えてるのが馬鹿みたいになった。

結果として、図々しいお調子者が勝つ世の中だ。常識にとらわれてはいけない。常識にとらわれるから、その他 大勢と同じ結果になる。

成果を出す人は いつだって逸脱した人だ。家の中にユートピアはない、今直ぐ外にでて人に会いに行こう!!

来週はどこの会社に遊びに行こうかな。まずは企画を考えてみよう。

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