インターン生の最後の1日だった。
約1週間いて、ほんの少しだけペースに慣れてきた感じである。
正規のアシスタントメンバーとは知り合いになれただろうが、そこまでの関係。1週間という少ない期間では、それ以上の関係にはなれない。
新社会人になる人や、転職して新しい環境に身を置く人には必ず、この様な「互いを探る期間」が訪れる。
新人にとってまずは、人を知る、仕事を知るという事が誰もが通る初期の段階となる。
人材コンサルティング会社アチーブメントの青木社長は、社員同士が分かち合うには5段階の手順を踏む必要があると言っている。それは下記である。
①知る
②分かる
③行う
④できる
⑤分かち合う

インターン生は紛れもなく①の段階で、②の段階に行く前に地元に帰っていく。
帰る道中、仕事やそこで働く人を知れた事は成果だと考えるだろう。しかし、
「仲良くなれなかったな、、、」とか
「もう少しだけやれることなかったかな、、、」という煮え切らない想いの人も沢山いる。
しかし、これは仕方のない事だ。
「分かち合う」にはその手前にある4つの試練を乗り越える必要が有るのだから。
今1番下で奮闘しているアシスタント2年目の雅も初めは、「先輩達と仲良くなりたい」「いつ仲良くなれるのだろう」と常に想いながら、仕事をしていたといった。
それが今はそれなりに対等に話せる様になっている。
仕事を知って、分かる様になって、行動し、できる様になったから、分かち合えているのだ。上記の5段階を突破したという事である。
昔、アシスタントだった由実が、「まだ入ったばかりでお互いどんな人間かも分からない新人から、プライベート何をしているか質問されて困る」と話していた。これは、とても良い例である。
意味を分解すると、
「まだ分かちあえる迄の仲になっていない。仕事の質問は受け付けるが、心理的にプライベートを答えるまでになれていないから困る」という意味である。
至極真っ当な意見だと思った。
まずは仕事を覚える時間に、全ての時間を当ててくれという事だ。
学生には理解不能かもしれないが、大人は時間がない。学生の時の様に、放課後の余暇はないし、カラオケに行く時間も自分でスケジューリングしないと作れない。
毎日やる事に追われて でも、働かないと生きていけなくて、、、という環境で生きている。
そんな時間がない大人(先輩)の、貴重な時間を
まだ入りたての新人が、仕事以外の下らない話で溶かしてはいけない。厳しいかもしれないが、「まずは出来る様になってから、語れ!」という事になる。
流石、大手コンサル会社の社長の言葉だ。仰る通りである。
よって新人は、スタートで会社や人に疎外感を感じるのは当たり前。分かち合えるようになるために、知る、分かる、行う、出来るを1つずつクリアしていこう!!分かち合えた時に初めて仕事が楽しくなる、そこまでは正直楽しくない。
時間を奪うのではなく、上の人に時間を作ってあげられるように成長した時に、初めて分かち合えるはずだ。頑張れ👍

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