朝ドラマの津野チェックから1日がスタート。
アシスタントさん達が徹夜して出してくれたコーディネートを朝から1時間かけてチェックだ。
可哀想な事に、6月に入ってからは多忙でアシスタント全員がほぼ寝ていない、、、
そんな多忙な中も
ドラマをやるには、台本を読み込む必要がある。
なぜなら、役を服に反映させないといけないからだ。
例えばAさんがいて、心の変化によって
「冒頭の服」と「後半の服」のテイストは変わったりする。
スナックのママの服、大学生男子の服、キャバクラの服、一流サラリーマンの服、諸々をチェックしたところ、ある程度は出ているが、まだまだ考えが及んでいない。
結果、
「台本を隅々まで読めていない」
「年配者の服が若々し過ぎる」
「サイズがあっていない」
「キャバ嬢だからといって、ずっとワンピースはない」
などなど、、、。
キャバ嬢の仕事外の服は、パンツな事だってあるわけだ。その正解は我々には分からない。
監督がどう考えるかに委ねられる。
そこは「神のみぞ知る領域」なので、stylistはジャンル幅広く持って行く必要がある。
そんな中、今回のチェックでは
結果として、1人のアシスタントが台本を読まずに制作から来た衣装案のみで、コーデを組んでいた事が発覚した。チーン、、、お説教タイムスタートだ、、、。
骨が折れる、、、。1日のスタートの晴れ気分は台無しである。
弊社が忙しかろうが、暇だろうが依頼者にとっては関係ないわけだ。台本は5月末に来ているのだから、どこかで時間を作って読まないといけない。
当然のこと。
アシスタントにはいつも伝えているが、忙しいスケジュールをこなす鉄則は、
「その日に出来る事は全てその日に終わらせる。それが終わるまで寝るべからず」
これしかない。メールの返信もしかりだ。
「どこに台本読む時間あるんだよ!!」と思ってもその日に読むしかない。それが結局は1番楽な方法だ。
人は、いよいよスケジュールがパンパンになってきたら、メールを遡って作業しようとは思わない。
先送りすると、毎日毎日先送りする癖がついて結果ついて行けなくなる。
意地でも今日寝る迄に終わらせる。その根性が必要なのだ。
頼まれ事を実行する時も、同様に直ぐ動く必要がある。その場で全員に共有出来ない人は、あとからツッコミが入る。「あの件終わらせてくれた?今どうなってる?」
これを上から言われると1発アウトである。
「その瞬間、その瞬間で終わらせる術」を身につけないといけない。
今日来ている研修生に「金曜提出の資料って皆いつ提出してる?」と聞いた。当然、全ての学生は金曜に出していると言う。
コレでは皆揃いも揃って「仲良く沈没船」に乗っている様なものだ。どうぞ、真っ逆さまに海の底へ。
期限金曜日は「最悪金曜に出せ」という意味である。なのに、そこに皆、気付いていない。 その最悪の日にこぞって出しているのだから、終わっている。。。
誰よりも早くサクサク業務をこなすことを習慣化にしようではないか。
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