仕事は自主性が必要。
コレは何処の会社に行っても言われる事だ。
しかし、現在 自分の会社に愛着はないという人は95%だという、、、。困った時代である。
こんなんでは、自主性なんか生まれようがない。
しかし、stylistアシスタントは長時間労働、安月給を分かった上で応募してくるので、お金目的・休み時間目的の為に志願する者はいない。
この仕事をしたくてたまらない人が来る。自動的に自主性はあるに決まっているが、その中でもリーダー的に自主性を開花させる人は少数派である。
リーダーとは何か、
それは、誰よりも当事者意識があり、周りを巻き込んで行く台風の目となる人だ。この巻き込む力が大きければ大きいほど、会社は助かり重宝する。
メンバーを巻き込んで仕事をする事は、
先輩アシスタントがやらざるを得ない状況になっているが、後輩がやっても問題はない。
案件が多い中でも、人を時間で切って配置し、完了報告をさせ、次へ導く。
これを高速回転出来るリーダーを会社は求めている。
昨日、
18時に来週の広告案件、ドラマの追加衣装の打ち合わせをした。
18時と上司が言ったら その時間までに全てを用意・報告出来る状況をとらないといけない。
間に合わなければ、上司との打ち合わせ時間をリスケジュールする必要がある。
●3日後に、朝から使う広告用スーツのリサーチ状況を聞いたら、提示できるモノが半分しか無い。
●2日後からのドラマの追加衣装が半分足りて無い、、、。
静かに頭の電源をOFFにさせて貰った、、、。
いかんいかんと再起動し、アシスタントさんと話し合いを進めた。
弊社の決まり事として、「チェックの時には目の前にタレントさんがいると仮定して、本番さながらに あらゆる可能性を考えた準備を進めてくれ!」と伝えている。
ここで、
●「時間は無いです」は、理由にならない。
なぜなら、撮影日に「時間が無かったので、、、集まってません」とは言えない。
●更に1日は必ず不足分の用意を考えた予備日を設定する約束。
2案件ともに、このままでは失敗の確率がグンと上がると判断し、即座に
●コレから空いてるスーツ屋のリサーチへ今すぐ出ること。更に明日の15時には全て集め切ること。
●ドラマの不足分のアイテムが事務所内にないか、探し直し
を命じた。
結果として、この2時間後には全て集まった。。。
「本気出せば直ぐなんだから、本気出しなさいよ、、。」 ケツを叩かれないと動けない人間に,なってしまったら詰んだも同然。
一気に仕事はつまらなくなる。
アシスタントは現在4人。
各々がリーダー格にならないといけない。まだ、不慣れな後輩が目の前にいて動けないなら、経験者が、時間で区切って報告を上げさせないといけない。
結論、今回の失敗は2点。
●スーツリサーチのstaffからの報告を時間で区切って、管理出来ていない事。
●ドラマの衣装出しに関して、買えば済むと思っている事。
買って済むなら買うが早い。
でもそれをやると、アッと言う間に事務所はパンパン、経費は飛んでいく。
ビジネスはいかに経費を抑えて、利益を最大化するかが勝負になるので、極力買う事は避けなければならない。
せめてあるモノは全てだし、プラスアルファのアイデアまで打ち合わせで提示できないといけない。
それが価値あるリーダーだ。
では価値とは何か
①変化を与える
②テンションをあげる
③強いこだわりを提示する
と言われている。
昨日ラグビーの日本代表🆚イングランド代表の試合を国立競技場で観戦したが、テンションが上がった。
TVで見た方が見やすいし、音も良いし、価格も安い。現場で見ると、見辛くて、音も悪く、値段も23,100円もするが、国立競技場の方がテンションは上がる。
ただただ、テンションが上がるという事だけを目的に現場へ行く。
それが価値だ。
そのリーダー的な人がいる事で、組織内に変化が起こり、テンションが上がれば価値となる。人のテンションを上げる人材が価値ある人だ。
これをいつまでも津野がやってはいけない。
アシスタント1人1人が価値あるリーダーとなってくれる事を願っている。
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