忙しさが2週間続いている。大体このあたりから、staff全員の戦闘能力が半分以下になる。
●遅刻
●物忘れ
●事故
つくづく寝る時間の重要性を感じる。
「チームプレーで段取り良く終わらせて、早く帰れ!!寝てくれよ。」と何度も何度もアシスタントにお願いしたが、
「何を言ってるんです。どう頑張っても終わらない量です。」とツバメ返しをくらい続けて もう、10年経つ。。。
世の中には、
「私は一度も遅刻した事がない。」なんていう人もいる。しかし、どんな人でも限界を突破すると遅刻するものだ。これはもうメンタルの問題ではない、肉体的にボロボロだから仕方がない。
今朝、事務所に到着すると、そのドアの音で起きたstaffが「ヤバイ!!!」と言って車に乗り込んで高速で現場へ向かった。
「津野さんやってしまいました。高速使わせて頂きます。自分で払います。」という。
この様な状況であろうと、
「自分のケツは自分で拭く文化」が根付いている。
我ながら素晴らしい教育である。
今日はこの「高速のお告げが3回あった、、、」
もうひっちゃかめっちゃかだ。
第一現場
NHKの「あさイチ」の現場に行ったら、セットアップのパンツがない、、、チーン。。。
忙しさで社内の情報共有が出来ていなかった。。。
衣装は、たまたまそれに決まらなかったから救われたが、貸してくれた会社に申し訳ない事をした。
第二現場
フジテレビ「ぽかぽか」の生放送に行ったら、靴、アクセ、メイク着がない、、、チーン。。。
どうやら事務所で積み込む際に 入れ忘れたようだ。
たまたま事務所で,くたばっていたstaffから「高速のお告げ」が入った。「今すぐ持っていきます!!」
なんとか生放送に間に合ってセーフ!!
第三現場
ドラマの衣装合わせ
11時スタートで女優さんstaff全員揃って衣装合わせ、、、アシスタントが来ない、、、すみません。40分遅れます。チーン。。。
またもや「高速のお告げ」。そりゃそうだ。世田谷区の事務所からフジテレビに靴届けて、世田谷区戻って池袋は間に合うはずがない。。
また、
ドラマ衣装合わせ現場に「スーツを買って持ってくるstaff」から連絡がはいる。
「お金がないから、一度津野さんのクレジットカードを預かりたい。池袋に行って良いですか?」の連絡。。。
いやいや、そんな時間はない。
「前日に持ち金がないから貸してくれと、言わんかい!!」という事で、衣装合わせを抜けてスーツ屋へ。
店に行くと、事前にアシスタントが取り置いたスーツのサイズが全然違う、、、
ウエストが25cmもでかい、、、。チーン。。。
ぼろぼろすぎるて、、、
その後、的確なスーツを衣装合わせ現場に届けるや否や 津野は、青山方面へリースと返却へ向かった。
まもなく、子供の保育園お迎え時間となり、
第四現場の「MV撮影」には顔を出す事はできなかった。この案件は、「衣装合わせ」でしくじったから、ご挨拶に伺いたかった。だが残念ながら もうタイムアップである。
この様に,人は睡魔に襲われると失敗を繰り返し、その「穴埋め」に大きな時間を割く事になってしまう。これを解決するには、どうすれば良いか。
「もっとアシスタント数を増やせばいい。」
コレが皆が思う1番初めの解答だが、人を増やせば「人任せにする人」が必ず出てくる。
そうするとそれもそれで、事務所内に溝が出来る。
コレに関しては、どんなに大きな会社でも同じ事になるという。不思議なものだ。
【積極的に動ける人間だけ】を10人集めても、100人集めても
2対6対2の割合になると、WEB会社の社長に教わった。
2🟰相変わらず積極的なstaff
6🟰積極的でも消極的でもないstaff
2🟰消極的で、怠惰なサボるstaff
つまり、人は増やしたところで変わらないという事である。
ウチはまだ4人だから 目が届くが、これが10人100人の会社となると、どういう体制をとるのだろうか。
社長の手腕が問われそうだ。
とはいえ、今月頭は合計6人は必要だったと思う。。。頑張れ現役アシスタント!!
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