「昨日🟥赤のモノを何個見ましたか?」
そう言われると正確には思い出せない。
でも、「今日🟥赤いものを何個見るか数えて」と言われるとある程度、正確に応えれる。
貴方が洋服が好きだったら、街ですれ違った可愛いコーディネートの人は目につく。
津野も新しくスタイリングした人が、その後TVに出てると目に入るし、先日 ロケで行った韓国がTVに映るとどの辺りの地域かな?と意識する。
表参道を歩く時は、「知り合いに会わないかな」と人の顔を見ながら歩くので、発見されてよく挨拶される。
このように意識すると、視界に入る効果を
カラーバス効果という。
名称はどうでも良いが、人は意識しないとほとんどの情報を頭に入れようとしない。
全てを頭に入れると、情報が多くてパンクしてしまうからだ。
カラーバス効果を応用したモノが、
大きく言えば「目標を紙に書く事」、小さく言えば「日々の会議」だ。
弊社では過去10年に渡り、「毎日アシスタント内で翌日の打ち合わせをしなさい」と伝えている。
翌日の動きをstaff感で振り分けして、誰が何をするか抜けがないように話し合う為だ。
しかし、過去のアシスタントは それが出来なかった。
理由は、
「わざわざ皆でやるのは、面倒くさい」
「やっても変わらない」
「バイトで出席者が足りて無い」
「そこに時間をかけるなら、1つでも作業を進めたい」などなど、様々。
それによって、割り振りが出来ておらず、人任せだったり、そもそも探し物自体が頭に入って無かったり、何を優先すれば分からないstaffが出てきたりで、、、その度に津野から「この件ってどうなってる?」と言われ続けた。
しかし、今のアシスタントは会議をして議事録をとり、報告LINEを提示してくる。
コレにより意識がそこに向くので、タスクを忘れ辛くなる。
🟥のものを数えろと言われて、数えないstaffなんていない。日々の情報が多いからこそ、各個人に意識づけする事が、実は1番効率良かったりする。
それを数字で区切ると、更に意識が向く。
15時までに、18時前には、などなど、、、。
そして、この会議を仕切っている上のアシスタントの方が、口に出して指示をアウトプットしてる分 1番頭に入る。
なぜなら、自分の声を骨伝導を伝って、1番大きな声で聞いてるのは自分だからだ。
「沢山有難うを伝える人が、1番幸せな気持ちになるのは、自分がそれを1番聞いてるから」と聞いた事がないだろうか。そういうことだ。
人はインプット2割、アウトプット8割にすると頭に入ると言われている。
情報を仕入れても、外に出さないと頭に入らないという事だ。
学生は皆、それを心得ているから、漢字を覚えようと同じ漢字を何回も紙に書く。あるいは、英単語を何度も何度も紙に書くのだ。
弊社は、広告やMVなど、集め物が複雑な案件のzoom会議にはアシスタントも全員参加する。
先方からするとアシスタントが入ってくる事も無いだろうから、お金の話とかになると戸惑う事もあるだろう。
しかし、実際に会議に出て「意識付け」をしないと、頭に入らない。
後で師匠から、「こんな感じで集めて」と言われる方が時間短縮になるだろうが、監督の熱量や微妙なニュアンスは伝わらない。
スタートの意識がズレるとそのズレは次第に大きくなるから、初めからブレないように会議に同席させる。そして、その議事録まで提出して貰う。
その点では、zoom会議は非常に都合が良いと思っている。
このように「意識付けする事」、「それをアウトプットする事」が目標に近づく、最短で効率的な力技なので是非皆さまにもオススメする。
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