「話してて面白い人」の特徴を説明しよう。
・損をしている
・話が短い
・楽しそうに動きながら話す
・声がでかい
この辺ではないか。
小籔さんのように、話が長くて面白い人もいるが、1つ1つの文章自体は面白く短い、それを繋げて長くしている。
特に損をしている所が重要である。自分をさらけ出して、損をしている人を見ると人は愉快になる。信用する。
何故、愉快になるか。何故、信用するか、、、
それはマウントを取れるからである。自分よりも次元の低い話を繰り出す人間にマウントを取る事で、人は優越感に浸る事ができる。
「お前しっかりしろよ」「私みたいにちゃんと生きろよ」と言った所であろうか。そうやって、話者を下に見れると居心地が良いものだ。
ほとんどの人間が無意識にマウントを取る側なので、自ら床に這いつくばる人間が可愛くて仕方がないのだ。そして、自分に逆らわないと錯覚するから親しみを感じて信用してしまう。
だから、芸人さんは「頭が良い」と言われる。そして愛されている。その理由は、一般的には
「話の展開が巧みで、次から次に面白いワードが出るから!!」とざっくりイメージされているが、詳しく言語化すると
自ら損をして、自分の下にペコーっと頭を下げて存在するから、こっちとしては優越感に浸れて気持ちが良いのである。
それを考えるとプライドが邪魔して、自分をさらけ出せない人、マウントを取る人が どれだけ愚者か理解できるだろう。
「愛されない」とは、損をさらけ出せない承認欲求で固められたマウント人間なのである。
「愛される」ためには、自分をさらけ出して損している姿を見せないといけないと言う事になる。皆様はこれが出来るだろうか。。。
つい先日、アメリカロケで撮影隊と話をした時に、津野が「大金を詐欺られた話」をしてみたら、皆さん引き寄せられる様に寄ってきた。
「お前すぐ信用すんなよ」「詐欺に気付けよ」とよってたかって総攻撃だ。
この行為によってチームは、津野の事をまた一歩「信用のおける奴だ」「愉快な馬鹿者だ」と思ってくれたに違いない。

「自分をさらけ出す」「損をする」と愛されるという話をした。
津野は良くビジネスYouTuberの番組を見るが、各企業の社長は、どうやって成功したか、どうすれば成功するかを延々と語っている。
それはそれでタメになるが、面白いかと言われれば表現は異なる。
では、面白い話、面白いエンタメとは何であろうか。そこには【喜怒哀楽】が必須で、それがないと心が揺さぶられない。ワクワクしない。
このワクワクこそ、高揚感であり価値である。
ガーシー氏が芸能人に激怒したり、オカンを叩かれて泣いたりした事で皆様は心を揺さぶられたはずだ。
そして、自分をさらけ出したガーシー氏、泣いて損をするガーシー氏を見て、多くの人が愛した。
愛されて信用される人間の典型的な例である。
よって、エンタメで働く人達はコンテンツに喜怒哀楽を入れて作ると、人目につくと言う事も忘れてはならない。
自ら損をして、信用を貯金していこう!!

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