ウチみたいな小人数の会社は、メンバー選びがとても重要になる。人が辞める最大の理由は「人間関係」なので、価値観が近しい者 同志で集まらないと衝突が起こる。
シャツの,第一ボタンを掛け違えるとどう頑張っても上手くおさまらないのと一緒で、初めが肝心だと思っている。
まずは、インターンに来て頂いて 相性が合うかどうかを互いに判断する事で、採用後のバグが生じないように努めている。
本当は1カ月くらい仕事しないと、互いの事は分からないのだが、就職している人も半分はいる手前、
「1カ月インターンに来て!」という事は出来ない。限られた期間で判断している。
基本的には、津野よりもアシスタントの意見の方が重い。長い時間一緒に働くのは、アシスタントだからだ。
「中にはインターンに行ったら入れる!」と思っている人もいるが、そうではない事は 予め伝えておきたい。
年間に20人〜30人くらいはインターンに来るが、その中でも入るのは1人〜3人だ。
相性は大事な採用の要素となる。
2016年リオ五輪、日本の4✖️100mの代表チームが、銀メダルを取った時の事を覚えているだろうか。
アジア新記録も出した日本チームは、個々の連結をスマート化した事で、アメリカを押さえて銀メダルとなった。
個々の力ではアメリカに勝てない中での、チームプレーでの勝利。鳥肌がたった。
チームとなった時の最大値を狙うには、メンバー1人1人の能力よりも、連結の方が重要という素晴らしい事例だ。
人は感情で仕事をするので、
「この人は合わないから」と扉を閉ざしてしまったら、チームプレーが出来ない。
スムーズな仕事運びを実現するには、価値観の共有が第一となる。
この時に重要なのは、各々が
「自分の未来の為に頑張る」という事。
「目の前のstaffが動いてくれないから。」とか、
「こんなに頑張ってるのに評価してくれない。」とか
人に期待しても、他人なんて思い通り動いてくれない。
「自分の成長のためだけ」に日々を過ごす事をオススメする。人は人だ。どんなに密な時間を共有していても、独立するとバラバラに活動していく。
ただ、自分勝手に過ごせというわけではない。日々、息を吸うように 周りのスタッフを喜ばせないといけない。この上手なバランスが重要である。
そんな中でも周りに影響されて、自分の夢を諦める事だけは,絶対避けないといけない。
弊社はおそらく、津野の様な人が多いのでは無いかと思う。
1.明るい
2.ストレスに強い
3.よく笑う
アシスタントに言わせたらそうでも無い可能性もあるから、来てのお楽しみだ。
ライザップが、どういう人を採用しているかご存知だろうか。ライザップのstaffは筋肉モリモリ、知識も豊富、ジムのエキスパートを採用してしていると思われがちだ。
その採用率は3.2%と言われていて100人いたら受かるのは3人。その3人に選ばれる人はコミュニケーション能力の高い人だという。
A知識豊富で、自分もバリバリマッチョの人を採用して教える
よりも、
B人との関係が上手い人を採用してから、知識を教える
方が何倍もコスト削減になるという人事の意向だ。
これは凄く納得する。
結局、顧客と上手な関係を作れる人でないと、どれだけ知識豊富でも 客は来ないという事。
ウチも一緒である。アシスタントが、どんなにやる気があろうが、知識があろうが、センスがあろうが、
人と上手くやれない限り、津野がどれだけ仕事を取ってきても リピートされない。
津野は現場に長居出来ないから、ココは本当に大事。
どれだけ事務所NG、タレントNGをくらわない人を育てるかが、肝となる。
NGなんてあるの?と思うだろう。
めっちゃある。。。
現アシスタントも、過去のアシスタントもNGをくらいまくってきた。
「あの子はウチにつけないで」とか仕舞いには、
「津野さんが来れないならNG」とか、、、。
この総数をどれだけ減らすかは、採用で決まる。
少人数の会社は、入り口部分を徹底すべきである。
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