名古屋モード学園で講義した生徒から、各々が作った津野のプロフィールと、感想文が送られてきた。
そこで1番目立った感想は
「私は常識に捉われている」だった。
講義では
「常識を疑って生きてほしい。常識に縛られていると、逸脱した成果は上げられない」と伝えた。
私達は、義務教育で長年「常識」を叩きつけられて育ってきた。
「右に習え、逸脱するな」と若い頃から言われ続けた。結果として、自由に身動きを取れない人が世に量産されている。
例えば、1例目
服屋の話。
お客様にとって、「ドンピシャの商品がないから」という理由で自社ブランドを紹介せず、隣の店の商品を紹介した友人がいた。
一見 違反行為だ。しかし結果として、お客様の真実を追求した友人には 多くのファンがついて、そのうち成績1位になった話。をした。
馬とニンジン🥕の関係で例えると
大半の人は目の前にニンジンを,ぶら下げられると直ぐに食べてしまう。
「丸いバックを買いたい」と客が言うと、自社には四角のバッグしかないのに、コレを薦めて売ろうとしてしまう。この行為が 「お客様の信用を損ねる行為」になり得る。
上司からは、「接客しろ!売ってこい!」と言われた事だろう。素直に忠告を守ると売れない店まっしぐらだ。
長期目線で何が1番大事かを考えた時に、
取らないといけないのは、お客様の信用であり
目の前の商品を売る事ではない。
素直な社員である事は 素晴らしい事ではあるが、ファンをつけるには有効ではない。
結果として、どちらが会社にとって有益かを考えた時に、友人の取った方法は正解だった。
2例目
津野は就活で ホリプロを受けた.
3000名受けて7名受かるという狭き門。残り15人までいった。そして、あと一つ受かったら合格という5次の最終面接で落ちた。
不合格通知が自宅に届いた矢先、衝動的にホリプロ本社に向かって不合格通知を叩きつけた。
「俺を落とすのはおかしい。残っている7名よりも確実に御社に利益を残す人間だ。
今残ってる7名は不合格通知を貰ったとして、本社に突撃してくる熱意のある人間はいるだろうか?」
そう伝えた。
押し問答はあったが、結果として子会社のホリエージェンシーの社長面接を取り付けた。
上記2つの例からして、常識を全うする人に輝かしい未来はあるだろうか?
固定概念なんて、各々が作り出した「幻想」である。
人が変われば非常識も常識の範囲内だったりする。
例えば、貴方は自分の事を「人見知り」だと思っていても、相手はそんな事は微塵も思ってなかったりする。
すると、人見知りを演じる事が馬鹿みたいにならないだろうか。
よくstylistを目指す学生から、「希望のstylistにDMを出したけど、返信がないんです、、、」という悩みを聞く事がある。
その子に、「何人にDMした?30人くらい送った?」というと 「そこまでは、、、」と言われる。
恐らくこの学生の常識は、2通か3通だろう。
自分の将来を決める大事なアプローチが2通〜3通だ。笑ってしまう。
そして、挙げ句の果てに、stylistはDMを返さないと言ってくる。
この学生はstylistになってから、営業する時に
「2〜3通アポが取れなかったら諦めるんだろうな、、、」と思ってしまう。
だったら、初めからフリーランスなんてやらない方が良い。自分の殻に閉じこもって生きていけるほど、世間は甘くない。
異常と思える程の行動量を起こした者のみに、奇跡は訪れる。簡単に成功する事はない。
このように学生時代に、押さえ付けられてきた「常識」は社会にでたら、「お荷物」になる事は多々ある。
人にどう思われようが知った事ではない、それで大失敗をこいても、他人は自分になんか興味ないし、そんな貴方の失敗を覚えていられるほど 暇ではない。
だとしたら、外野を無視して自分を貫く一貫性が必要である。信用を勝ち取る条件は「一貫性」だと言われている。
ブレブレの人を誰も良いとは思わない。
若いウチから、今までの常識をバンバン壊して新しい自分なりの生き方を築き上げて欲しい!!
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