お客様の層が多いところを狙う

プロフィール

カメラマンLUCKMANのアシスタントヘンリーは、アメリカ人のアシスタントだ。年齢は40歳。来年4月には独立すると言う。

元軍人を経て、言葉の壁を経て、年齢の壁を経て独立しようとしている。40年生きてきた社会経験は現場に生きていて、動きはいいし気も使える。

少しだけ日本語の言い回しが分からず、苦戦はしているが、日々成長で頑張っている。

よくインスタのDMで「津野さん、30歳なのですがスタイリストやれますか?」と問い合わせを頂く方には朗報だろう。貴方の10歳上が独立するのだから。。。

年齢を気にするか気にしないか、、、大抵の人は気にするが、結局はやるかやらないかだけ。やるやつはやる。やらないやつは、いつまで経ってもやらないし、動かない。

各々のタイミングもあるのだろうが、早いに越した事はない。

アシスタントも、終盤に差し掛かったとき、独立後は どの層を狙うか。。。

そこは各々考えている事だろう。ヘンリーは日本の漫画が好きなようで、アイドルや声優を狙いそうだ。

例えば、津野は師匠がやっていた年配男性ジャンルではなく、若い層の男女俳優を狙って独立した。

何を優先するかを予め決めていた感じ。ただ、新人が俳優を掴むのはなかなか難しい。そう簡単には捕まらない。よって、そこに繋がるまで 希望じゃないジャンルも全て受け奮闘していた。

結果として、俳優さんもやるようになった。現在 俳優は全体の3、4割程度である。

仕事のジャンル的には声優さん、バラエティタレントさん、アイドルなど多岐にわたる。

スタイリストという人種は、基本的には服が好きで、「自分と同じようにオシャレで、ファッションアイコンとなる様な俳優や、アーティストをスタイリングしたい」と思っている人は多い。

しかし芸能人も様々。当然、服は何でも良いという層も半分くらいはいる。その層を獲得していければ、仕事は溢れ生き残れるわけだ。

UNIQLOが何の変哲もない服を、服に興味がない人に向けて売り続けたように、パイがでかいところをまず狙って、基盤を作ってから その後に理想を追うという手順が大事である。

スタイリストとして、活躍する前にまず生き残る。この感覚がとても大事で、ほとんどの人は生き残れなくて、諦めていく。

例え好きではないジャンルの仕事でも喜んで受け続ける。その心が、いずれ理想の人をスタイリング出来る架け橋となる。

お金の切れ目が夢の切れ目というように、まずはどんなスタイリングでも、感謝して受け続けよう。100回に1回は理想の仕事が来る様に。

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