スタッフを疑う事も仕事

プロフィール

午後から衣装合わせが4件。しかも、全てメンズ。ウチではなかなか珍しいことだ。

●カレンダー

●雑誌2件

●イベント 

カレンダーは2か月で写真1枚なので、6体必要。量が多い。

雑誌はスタジオ一面に服を広げるという企画で、こちらも量が多い。車3台フル稼働だ。

元々ウチは持っていく量が多い。更に上記の企画という事で、死ぬ程コーディネートを持って行った。

カレンダーの俳優さんは過去1の量だと驚かれた。

一般的には、スタイリストが持っていく服の量は、1体決めるのに対し3体分もっていく。

中には5体もいるし、2体の人もいるが、うちは10体は持って行ってる。

そのくらい持っていかないと,「怖い!」という感覚がある。

この石橋を叩く性質に過去何度も救われた。それでも「予備がもう少しあれば、、、」という場面に出くわす。 増やしても増やしても不安だ。

カレンダーフィッティングが終わり、

営業で最近取れた 大手プロダクションのフィッティングに向かう途中、何度かアシスタントに

「水着積んでるよね?」と問い合わせた。

『大丈夫です。積んでます。』

この言葉を信じてしまった。

実際は積まれてなくて、モノがない状態でフィッティングとなった。

タレント、カメラマン、マネージャー、編集の時間を抑えておいて、服がない。。。これはもう意味が分からない。

人を信じないと仕事は回らない。

でも、自分の目で確認しないと不備に気付けない。。。ただ、「積んでる」という部下の言葉を信じない上司も嫌だろう。コレは迷いどころ。

スタイリストは物忘れは1発OUT。

今回は結果として撮影スタッフの時間を無駄にさせてしまった。

結論、「人の言葉を信じてはいけない事」を学んだ。

信頼するstaffであろうと、仕事だと割り切って自分の目で確認し、ダブルチェックをしないと

結果としてクライアントに白い目で見られる。会社を運営する上で それは1番良くない。断腸の思いでダブルチェックだ。

「人間が準備をする以上、不備は必ず出る事」を再確認した。この日の夜、決まったカレンダーの服の袋詰めをお願いしたが、

トランクを開いて再確認したら、スリッパが入っていない事に気が付いた。

やはり、自分の目で確認し 納得するまで見届けなければならない。

これからも、スタイリストを続けていく以上、物忘れ・積み忘れは必ず付き纏うだろう。

物量が多いスタイリストならではの、難題である。

この数を1つでも減らすには、仲間にどう思われようが 必要なものを再確認するまでは安心してはいけない。

そして、この文化をstaff全員に共通意識して貰う必要がある。

石橋を叩き続けていこう!!

日が明けて、早朝から地方でカレンダー撮影!!

地方は良い。

都内をガンガン回れないから、1つの撮影に集中できる。ご飯はゆっくり撮影隊と食べれて、ヘアメイクさん、カメラマンさんともゆっくり話せる。

東京ではこの様な日はほとんどない。

撮影しながら隙間でリース、隙間でブログ書き、隙間でLINE・メールの返信。

もう,グチャグチャだ。

スタジオに入って、衣装決めてすぐリースに出たり、別の撮影に向かったりするので、

マネージャーさん、メイクさんと話す機会は本当に少ない。

2泊3日の小旅行のような撮影だが、「精一杯チームのテンションを上げる役目」を果たして来ようと思う。また呼んでもらえるように!!

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