吉谷彩子さんのビズリーチハーモスのCMが解禁になった。
撮影が急に決まった様で、発注から撮影まで9日間しかなかった。衣装の数は2.5体
🟦スーツ+🟦ワンピース+つけ襟五種。なかなか時間がない。
まず、🟦スーツに関しては有りそうでない。世にあるスーツのほとんどはネイビーだ。本来時間があれば作るのだが.そんな時間はない。よってリース屋を回って見つけた。
ワンピースはスーツほどではないが、ココのオッケーを制作から貰うのに、期日ギリギリだった。
1番厄介なのは、襟だ。🩵❤️🧡💛💚5色。
こんな多色のつけ襟が、ピンポイントで売ってるわけない。よって、作成する事にした。段取りとしては、
襟の色に合う生地を探す
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CM制作会社に確認
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生地購入
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制作者に渡し
この流れ。
生地の色のOKを貰うのに時間を要したが、確認後直ぐに制作者に仕上げて貰った。
出来上がった襟を見て.少し違和感を感じた。
ブザム部分の面積が多い。
(ブザム=シャツの胸部分についている切り替えなどの生地)
「コレって作り手が、独断でこれにしたの?」とアシスタントに聞くと、雅が
「私がパターンをつくって、渡しました。ブザム部分が多い方が動いた時ズレないと思いました。」
チーーン、、、。
何も聞いてない。流石にコレは会社的にはOUT。パターンを作成する事も、面積をどうするかも相談無いのは流石に横暴過ぎる、、、。
頭に血が昇ったが、
確かに、面積が大きい事でズレ防止になるはなる。そして、パターンを作ったアシスタントなんて過去に居なかったから、時短としてはありと判断し、その襟で行く事にした。
ところが、色の確認をとってから作ったはずの襟の色が強すぎる。という事で、全てやり直しとなった、、、。時間ない中で更に5枚、、、。
「やばい!やばい!」言いながらもギリギリ間に合った。
いよいよ撮影。現場で衣装合わせをした。
スーツ🆗、つけ襟🆗、ワンピース🆗
これで順調にいく!!と思いきや。
❤️のヘッドアクセは、本当は🧡が良いとのこと、、、。おいおい、ここで発注ミスかい!!もう時間ないて、、、と思ったが、文句を言っても何も進まない。そこから撮影までに集めて来ようと、神奈川県から渋谷に探しに向かおうとした。
その時、アシスタント雅が何故か、つけ襟の残り生地の🧡を持っていた。
「これで即席で作れませんか?」と言い出した。
マネージャー、メイクと話し合った結果、残り生地をネジってヘッドアクセにする事に決定し、制作に確認をとって無事に撮影を終えた。
「なんで、いらないオレンジの生地なんか持ってんの?」とは思ったが、素晴らしい起点の切り替えと、メイクさんのアイデアで難を乗り切った💡
1つの作品の衣装を担当するにも、津野1人では対応出来ない。チームでの連携プレーが勝ち筋を生む突破口だ。皆々様のお力添えには本当に本当に感謝している。
襟制作の人の素早い作業。生地を買ったアシスタントの千里眼。パターンをひいた技術。スーツを探してきたアシスタントの行動力。ワンピースをネットから拾ってきたアシスタントの検索力。当日のメイクさんのアイデア。全てを持って丸くおさまった。思い出のある作品となった。
吉谷ちゃん、マネージャーさん有難う!!また一つ経験値が増しました!!
ビズリーチハーモス、企業の皆様いかがですか?
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