代々木アニメーション学院の、服を作る学科のクラスで講義をして来た。
衣装製作の会社に行きたいと思っていて、あと半年で卒業。まだインターン等は行っていないという事だった。
学生という立場を利用して、沢山の会社を視察に行くよう伝えた。学生には、学生プレミアムの様なものがある。それは
良い意味の「青さ」を兼ね備えた大人になるまでの猶予期間。
粗相しても まだまだ許される期間。
我々、社会人からも 優しく見守られているプレミアムな期間。
まだ、【学生】というだけなのに、何か手助けしてあげたくなる。
コレが一度 社会人となると、
「社会人経験したのにこれかよ!」みたいな言われ方をされる。
だから在学中がプレミアムなのだ。
インターンに行かせてくれると1番いいが、そう容易く受け入れてくれるわけでもないので、
インターンという言い方ではなく、
「社内見学」という言い方に変えてアクセスしてみるのも効果的だ。
インターンとなると、企業サイドも
「お金払わなきゃ?」とか、「なんか仕事作らないと、、。」とか面倒も多いが、見学と言われるとハードルは下がる。
企業なんて潜り込んじゃえば勝ちだ。
あとは、見学とはいえ黙って見てないで、
「いつでも助けれますけど」みたいな、スタンスでいれば、自ずと内部の人と信用は気づけるものだ。
なぜ「会社に行け」と言うかというと
どこの会社がいいかなんて行ってみないと分からないからだ。
人が辞める最大の理由は、給料でも業務時間でもなく、人間関係。
どんなに良い会社でも、そこにいる人と合わなければ人は辞める。
だとしたら、数々沢山の会社に訪問して社内の雰囲気をみることが、最優先ではないだろうか。
何を見れば良いかというと、そこに居る人が楽しそうにしてるかどうか。それだけだ。
若手は第一希望の会社に固執している。そこに入ればユートピアが広がっていると勘違いしている。
実際は、ユートピアにするかどうかは貴方次第。
入れたからと甘んじて日々の仕事に臨んでしまうと、たちまち作業に追われて仕事が嫌になる。
どれだけ内部で本気なれるかが肝となる。
「何はともあれ、まずは企業に行ってみる事。」そう学生に伝えたら、
「研修にいくと、入らなければいけないプレッシャーに見舞われる」と語った学生もいた。
んなわけない。
弊社ですら、毎月毎月インターンは来るが入って欲しいなんて、思う人はめちゃくちゃ少ない。
実際こちらから、お声がけした人なんて10年やってて過去に2人くらいだ。
並外れて対人関係がうまくない限り、
企業側は「貴方がほしい」なんて思わない。なので、相手がどう思うかなんてシカトして、とりあえず仕事を見にいけ!!
「行ってから考えろ!」である。
「企業側がどう考えるか」なんて受講者側からは操作できない。変な事に期待して悩んでいる時間が勿体無い。
人が目標から遠ざかる気持ちは「深刻さ」と言う事に早いうちから気付いておくべきだ。深刻になったり、悩んだりすると動きが止まる。それは避けなければならない。
行動だ。まずは行動。行動が運を引き寄せる。
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