20年生きていれば、津野のように動画で話す人物を見て「私に合う」「私には合わない」がある程度分かるはずである。皆様は、それだけ沢山の人に会って来たはずだ。
津野に会いに来る人は、人生の限りある時間と、限りある貯金をはたいて東京にインターンにくる。そして、強烈なインパクトを残すこともなく、ただ御礼を伝えて帰っていく。。。これはなんだろう、、、。
津野は人が好きなので来てもらう分には 全く構わないが、受講者は何か爪痕を残せているのだろうか。
爪痕を残した人も当然いるが、そんな気持ちもない方も大勢いる。爪跡とは、相手の心に残る印象を残したかどうかである。具体的には、動きが機敏。目の色が違う、何でもやろうとする、やれる範囲で精一杯助けようとする。意識をすれば、この辺りの迫力は必ず相手に伝わるものである。

自分も学生時代、同じ境遇が何度かあった。バイトの面接、社員面接、体験入部などがそうだろう。「自分が査定される期間(1週間、1日、あるいは10分でも)爪痕を残せなかったら俺は、それまでの人間だ。後悔しないように出し切ろう」と思い、気に入って貰える行動をしてきた。
例えその会社に入る気がなくとも、人として認めて貰って「この前来た津野ってヤツ、あいつめっちゃ良かったな。」と言われて帰る。それが母から産んでもらった恩返しだと思って臨む。この気持ちが大事だと思っている。
少なからずスタイリストになるのであれば、津野はエンタメ界隈の人に ある程度顔は効く。同業者も知っていれば、芸能人、マネージャー、メイクさん、カメラマンも繋がっている。
インターン生からすると、自分を推してくれるかもしれない太いパイプになる可能性が高い。そういう人が目の前にいて、異常な程に熱い情熱を注がないのは、不思議である。

人生生きていれば、千載一遇のチャンスは来るものだ、そのようなチャンスが来た時に同じ様に熱量の低い状態で臨むのだろうか、、、。
過去いた熱量の高いインターン生のなかには、
・毎日2時間前に来て自主的に掃除する人。
・津野が履いている靴と同じブランドを買って履いてくる人
・目をキラキラさせて異常に返事が良い人
などがいた。どの子も思い出に残っている。思い出に残ったから即採用だった。
人は感情で仕事をする。感情に訴える本気を見せてこそ人は心が動く。これを日常的にやり続けられる人は、必ず数字が右肩上がりになる。成長する。普段からメリハリをもった行動を、心がける事が大事である。
出るとこは出るし、引くところは引く。ただ出るタイミングが来た時は、一気に畳み掛けるパワーがないとに想いは届かない。
スタイリストになりたくて、現職のスタイリストに会うのならば、その場こそ個性の見せ所だと思う。質問されるのを待つのではなく、質問しまくって熱意を見せるくらいが大事なのである。
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