スタイリストのアシスタントを目指す人のほとんどが、師匠にあたるスタイリストの人間性は厳しいし、撮影スタッフ及びタレントも厳しいと思っている。
しかし、蓋を開ければ皆良い人で、和やかで拍子抜けしている。
勝手に間違えた想像を膨らましてしている事が非常に良くない。
人見知りの人も同じだ。人見知りは、自分が変な人に見られるのが怖い。よって、他人からの目線を極度に意識し、常に他人から厳しい目に晒されていると思っている。
上記の両者は、他人に対する思い込みを自分が勝手に膨らましたパターンだ。
しかしどうだろう。世の中の人はそんなに悪い人が多いだろうか。津野の意識では100人に1人だと思う。世の中ほぼ全てが良い人で、極稀に悪い人がいる。津野も詐欺にあった経験はあるし、財布を盗まれた事もある。ヘラヘラするなと個性に注意を受けた事もある。
しかし、それは過去出会って来た人の1%にも満たない。数年に1度あるかどうか程度だ。
以上の経験から、世界の全ての人を信用している。騙されても良い。そうする事によって100人中99人が自分に力を貸してくれる。他の人が他人を疑っている間にも津野の周りは、人で溢れる。チャンスが増える。
良くお金持ち程 騙されると言われる。稼いでいる事、事業が上手くいっている事は、近くにいる人からは一目瞭然。よって、騙す人が寄ってくると言うのは一理あるだろう。
しかし、「お金持ちほど他人を信用しているから、騙されてしまう」という習性はあると思う。
大成した人は、自分から与えるギバーが多い。そうして、相手からの信頼を集めて事業で成功している。
「自分よりも他人。他人の人生を豊かにしよう」と心から思う利他の精神があるからこそ、大成したのだ。と言う事は、人を信用すればするほど成功すると言う事ではないだろうか。

過去津野が詐欺にあった際に、化粧品通販の会社の社長に相談した事がある。
すると社長からは、「津野くんね。お金持ちになりたかったら1億円は覚悟しておいた方が良いよ。金持ちになるまでにそれくらいは詐欺や、不運に当たるから。私も今、自分の会社の社員に訴えられてる。。。😵」と言われた。
その社長はヤバそうに聞こえるだろうが、超絶良い人だ。それでも意味不明なスタッフに叩かれたりする。
人を信用しないとビジネスは成り立たない。信用して信用して騙されて、、、それでも世間に信用されて身を固めるまでに、1億円ほど勉強代がかかるのだろう。
そもそも、そんなに金を失うほど持っていないが、そうやって強くなって企業のBOSSをやっている社長が格好良く見えた。

人を初めから疑ってかかるのではなく、全幅の信頼をおいて信用してから関係を作る。これが人に溢れる鉄則だ。
ウチは創業当初から1枚も履歴書を貰っていない。これは他人をスタートから信じているからである。過去のアシスタントもインスタのDMからスタートだったりする。
頼んでもないのに 勝手に履歴書を書いてくる人もいるが、それはそれで素晴らしい人柄だとは思っている。
Macというマネージャーに、「津野さん履歴書くらいは貰ったら?基本だよ。そんな😗」と言われるけど、人を初めから疑っている気がして、未だ貰えないでいる。
津野はアシスタント希望者が、アシスタント志願者になるまでの人生には、さほど興味はない。コレからウチでどう生きていくのかの方に興味があるのだ。
また、人を信じ過ぎる具体例としては、インターン生を惜しげもなく、事務所に宿泊させていることだ。理由は、金のない学生さんのホテル代を、タダにしてあげたいからだ。ホテル代に使うなら、事務所に泊まって服の1着や2着買った方が嬉しいだろう。そう思っている。
そんな感じだから、事務所の服を盗まれた事も何度もある。(盗んだのは誰かわからない。外部の立ち入り業者かもしれない。)
それでも、室内にビデオカメラをつける気になれない。理由は人を馬鹿みたいに信じているからだ。
人を疑って生きる人生はつまらない。人が好きで人に囲まれた人生にする為には、こちらから信用してあげる事が大事だと思っている。
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