相手とテンションを合わせる。これはコミュニケーションにおいて大事な 気遣いの方法だと思う。相手が歓喜で興奮していたら、こっちも興奮してあげる。怒っていたら、怒っている相手のゲージに合わせて謝罪する。
コミュニケーションを円滑に進める為には。温度感を大事にしなければならない。
例えば、相手が怒っているのに、サラっと短文で返信したり、謝罪に気持ちが乗っていないと逆情されてしまう。
2、3分怒った相手に、「もう良いですか?失礼します」と去ったらどうなるか分かるだろう。注意した方は「なんだその態度は、、、」となるわけだ。
そこまでタンパクではなくとも、
⚫︎ただ怒られに来る人と、
⚫︎寄り添いながら怒られる人には、
大きな違いがある。
相手にとって「それなりの対応をする」という能力は大事なコミュニケーション能力である。
過去のアシスタント中でも、その辺が上手な子が1人いた。彼女は電話の取り方から違う、「津野さーーーん、折り返し遅くなってすみませんっっっっっ!!!!🙇先程の件、ほんっっっとにすみません。完全私です。」みたいに、声色から声の抑揚、言い方までオリジナリティが違う。
頭でそれをやられると怒るものも怒れなくなる。能力が高い証拠である。
リアクション🟰コミュニケーションだな、、、と思ってしまう。

言い方も大事である。
つい先日大きなビルの駐車場で、出庫の駐車処理をする為、券を駐車スタッフにお渡しした。
するとスタッフは「入庫された時 駐車券は🈁じゃなくて、あっちに持って来てって言いましたよね。」と言った。
まるで、直属の上司から叱責されたような気持ちになった。
サービス業者としては、最低の対応である。
流石に「その言い方は無いんじゃないか」と相手に伝える事にした。
正直、現場のアレコレでもない駐車場の出庫に対し、6時間前に言われた助言なんて1ミリ覚えていない。それよりもコレからの衣装合わせの事で頭が一杯である。
津野だったら、「駐車券あっちで処理になるんで一旦お預かりしますね。」と言って客の負担を最小化すると思う。
サービス業たるもの、どれだけ「便利!都合良い!」と思って貰えるかが勝負である。

スタイリストは下請け業者なので、事務所さん、各洋服のPRESS、編集者などから、思いもよらず怒られる事もある。
その際に「気持ちが乗った返答」をするべきである。この時に定型分で返すと、人手なし扱いされる。そんなの人間のやる所業ではない。
「大変申し訳ございません。」と言う言葉が大人の対応である事は間違いない。しかし、それで相手に届くだろうか。届かないだろう。
かたや「本当に本当に反省しております。もっとお気持ちお察しするべきでしたーー!!!!嫌な気分にさせてしまいましたね、大変申し訳ございません。」とオリジナリティのある文字で伝えるのでは、
どちらの人間と今後付き合っていきたいだろうか。。。
「本当に」を2回繰り返す事が幼稚だと思う人もいるだろう。しかし、津野はそうは思わない。
言葉に熱量を乗せるには、そのくらいの着色は必要である。結局は、人のお陰で自分のビジネス、生活は成り立っている。
近くで協力頂いている、様々な業者様にオリジナリティのある言葉で、接して行く努力をしていこう。
AIが急成長するなかで、人間味をもって相手に寄り添う事が、最も大事になる時代が到来している。
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