決算発表だった。
1年間の通信簿をもらう感じ。毎回ワクワクする。
今年の決算は、ほぼ前期と同じ売上だった。スタイリストで、これ以上 売上を飛躍的に伸ばすのは 難しい所まできているかもしれない。
しかし、まだまだいけるジャンルはある。
LIVE衣装制作などのグループ系。ドラマ、映画などウチが弱かったジャンルにも、ドンドン進出していきたい。
それと同時に別事業で1発当てることも目論んで、第10期目を精力的に活動していこうと思う。
人の3倍、5倍のスピードで日々を過ごす事を決めている!!
2024.5月までは弊社にはスタイリストが3名いて、2024.6月からスタイリストは津野だけになる。
会社創設依頼、一緒に時間を過ごしたスタイリストの仲間は各々で会社を持つようになり、旅立っていった。
税金の関係で、「スタイリスト同士が同じ会社にいる事は難しい」という現実を知っただけで、決してネガティブな解散ではない。
晴れて1人となった。
今までが嫌だったわけではないが、気分的には少し荷が降りた感じ。
今後は弊社所属スタイリストという概念はなくして、様々な事業部をもつ会社として躍進したい気持ちである。
スタイリストになる=フリーランスの個人事業主
になると思っている人がほとんどだろう。
先輩からアドバイスだ。
その考えは今すぐ捨て、初年度から個人会社にする事をオススメする。
一般的には年収800万円を超えたら、税金的に会社の方が得と言われるが、そんなのシカトした方が良い。
年収200万でも会社にするべきだ。
会社にするのは、15万〜30万で出来る。
会社という箱が出来上がると、人はその中に沢山の事業や、売上を入れたくなるものだ。
洋服タンスを買うとあっという間に、スペースを埋めてしまうように、何か箱を用意するとソコに何やら入れたくなるのが人の習性。
敢えてそうする事で、心理的にもっともっと頑張って売上を詰め込もうと思う。
社会人となって働き出すと、戦う相手は税金である事は言うまでもないだろう。
「税金は無知の罰金」と言われるように、知識がない人から順に次々と国税の餌食となっていく。
●サラリーマンは、お給料から無条件に税金を引かれた結果、手取り金額を貰いその範囲で生活する。
●スタイリストは、売上から事務所の家賃、人とのご飯代、移動の電車代・ガソリン代、仕事に使う家具や電化製品を引いた額に、税金がかかる。
この時点でサラリーマンより、だいぶ優遇されているのは周知の事実である。
更に会社にすると素敵な事がある。
【会社にすると有利な事リスト】
・タレントの海外・地方ロケに同行すると、1日辺り2万円程度免税。
・1人でご飯やカフェしても免税(個人だと複数人でないと経費にならない)
・事務所以外に、自宅の家賃も免税。
・赤字の年があっても、その先10年間その赤字を繰り越せる。つまり、翌年に黒字になった場合、前年の赤字と相殺する事で免税となる。
・自家用車を社用車にできて免税
などなど、めちゃくちゃ免税が多い。
他にも小規模企業共済、接待交際費による免税など、方法は割と沢山ある。
では、何でこんなに会社は得するのか?
それは過去の日本の先輩達が
何も知らない庶民から税金をゴッソリ抜いて、会社(法人)の方を守ろうとしたからだ。
分かりやすくいうと、
「政治家と企業が組んで、法人に都合の良い世界にした。」と言って良い。
つまり、会社にしないと損だって事だ。
ウチにくるアシスタント希望者で、その辺を知りたい人には存分に教えるので、「お金の勉強」をしたい人は楽しみにしておいてほしい。
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