地方ロケの忘れ物は致命的だ。今回は北海道だった。
12体コーディネートを使用する予定が、1つパンツがなかった。
結論、東京→北海道へアイテムを速達で郵送し間に合ったが、初日・2日目の撮影なら終わってた、、、。
人は完璧ではない、人が仕事をすると必ず抜け目が出る。それを未然に防いで、スケジューリング出来なかった事が後悔だ。
人の動かし方を反省する旅となった。
これが10人100人となった場合、そのリーダーはどのような動きをするのだろう。
4名の部下すらも効率よく動かせなかった。
人が増えれば増える分、指示を出す量は増す。この時 上は、「指示出し」と「判断」に大半の時間を回すべきだ。
例えば、自車でリースを回る時 2時間で4件回ったのに、良い服が集まらなかった。ということも沢山ある。
この場合、リースでは無い業務で成果をあげれば良かったと反省する。日々の自分の行動をもっと的確に判断しないといけない。
ある売れっ子スタイリストは、リースに一切行かないという。服を集めるのは、全てアシスタント。
集まった服を事務所で組むのは師匠という分担。
初めはこの形式に対し、嫌悪感だった。
「スタイリスト本人が自分の目でみて借りないと、その企画やタレントにあった服は用意できないでしょ、、、。手を抜いてるなぁ、、、」と。
しかし、スタイリスト本人が毎回リースで100点を出せるわけではない。
スケジュール上 どうしても服集めが間に合わない時、津野もアシスタントにリースに行ってもらって 写真判断する事もある。
結果として、慣れたアシスタントならほぼ師匠と変わらないクオリティで集めてくる
こうなった場合、スタイリスト本人は 「リースより重要な決断に時間を当てた方が良いのでは?」と思う事もある。
具体的には、リーススケジュール全体をみて、「今のアポイントだと何が足らないか。」の見通しなどだ。
中には「津野さんが来ないなら貸しません!」って会社もあるからそこはいかざるをえないが、
日々何をして何をしないか。この「何をしないか」を選んでいかないと、現状維持のまま メリハリの無い日になっていくだろう。
「何をやらないか」の判断は、「何をやるべきか」よりも重要である。
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