スタジオで後輩スタイリストのアシスタントに会った。
その子の前の師匠は、メンズの有名グループを複数担当する、言わば売れっ子スタイリスト。
彼は、タレントの前でアシスタントを怒るという。しかも、どうでも良いようなしょうもない事で、、、。
タレントさんも、そのせいで気まずいようで、グループの担当スタイリストを外されたそうだ。
その移籍したアシスタントは、前の師匠の事を表情豊かにコキおろしていた。
客の前で怒る、、、。気持ち良いのは自分だけ、周りは地獄である。
表でも裏でもニコニコしている必要はないが、表くらいはなんとかせにゃーいかんと思う。
怒るな!というのも違う。
厳しく言われないと何年経っても分からない馬鹿者もいるので、言うべきタイミングで注意しないといけない。
良くも悪くもスタイリストは独立すると王様だ。
誰も注意してはくれない。
注意される時は仕事が無くなる時くらい。
一見幸せな環境にも思えるが、本やセミナー等「学ぶ事」に興味がない人は、急激に成長が止まる。
良い仕事はしているが、成長していない大人に付いて行きたいと思える若者はいるのだろうか。疑問である。
人が幸福を感じるのは以下の3つが揃った時だと言われている。
・関係性・自立性・有能性
人との関係性がうまくいき、自分の人生をコントロール出来ている自覚があり、自分は有能だ。
そう思えた時に幸福度が増す。
この中でも関係性が欠如すると、1番辛い人生になると思っている。
上記の彼は、自立してて、有能ではあるが 関係性が欠如する可能性が高い。
早くに自分で気づいて律していって欲しい。
この幸福度のことを思うと、アシスタント期間というのは、なかなか難しいものがある。
・関係性が乏しく
・自立していない
・勿論 有能ではない
(まだ、仕事を覚える前なので)
不幸まっしぐら、、、コレが年数経てば、関係性ができ自立して有能になるので、楽しくなるのだろう。
やはりスタートの半年を乗り切れるかどうかにかかっている。半年を乗り切れない人が80%なので、そこを目標にまずは頑張って頂きたいものだ。
コメント