アシスタントの紅葉に
「LUUPっていくらかかるの?」と聞いたら、直ぐに答えられなくて調べていた。
「1分15円です。」そう答えた。
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それを踏まえて1時間900円か、、、車なら86キロ(事務所と渋谷を7往復)走る、高いな。
利用はない。そう判断した。
ココに仕事の極意が詰まっている。
「LOOPっていくらかかるの?」に対して、
「結構かかるっぽいっすよ」って答える人もいる。
「乗った事ないから、分かんないっすねー」って答える人もいる。
弊社アシスタントとの違いは、結論を答えるか、答えないかの差だ。
仕事で付き合う以上、結論を答える事ができないような、サービス精神のない人には用はない。
うちの子は絶対調べてくれる自信がある。そう育てている自信がある。
「今日撮影で使用になったブランド、どこのブランドだったっけ?」と聞く事が良くある。
使用分を均等に各プレスに振り分けているか、気になるからだ。
その質問に対して、調べもせずに「ちょっと記憶に無いっすねー」答える事はないだろう。
同じ様な事だ。
友達と話しているわけではないのだから、
いくら日常会話とはいえ、上の人が知りたがっている情報は提供するまでが仕事だ。
俗にいう仕事が出来る人は
「1言ったら3伝わる」とはそう言う事である。
相手の求めているドストライクのものと、プラスして
その側近に位置するものまで提供出来て、優秀と言う事。
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結果として、アンテナを張って生きて来なかった者は、人を真に喜ばせる事はできない。
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支払ったお金・労力以上の喜び・見返りがないと、人は業務を頼まない。
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仕事が出来ないと言われ
ビジネスがうまくいかないとなる。
スタイリスト業に関わらず、どの職種でも同じ。
相手は今何を欲しがってるか、先を読んでいち早く動ける人間が頭が良い、優秀と言われる。ここを目指さないといけない。
常にアンテナを張ってフットワークを軽くしておけって事。
最近、弊社レンタル衣装業務「お貸しや」の事業で、気になった事がある。
・お客様に隣接駐車場を貸してあげるために、車で来たか確認しないとか、
・お客様が使う駐車場のゴミを1週間以上拾わないとか
・複数の決済方法があるが、決済はPayPayしか答えないとか、
・客の探し物に対して、赤いネクタイと言われたら、赤だけ見せてエンジは提案しないとか、、、。
・返却したい人の近くにスタッフがいるのに、取りに行ってあげないとか
コレは全て、アンテナを張ってないから気付けない事だ。目が行き届いていない。
相手の事を何処まで考えきれるか。どこまで優しく精を尽くせるかが、その人の能力。
そこを追求して追求して追求しないといけない。
敵は、面倒くささだ。
面倒くさいが先にくると、掃除はしない、サービスはしない、動けない。そうなる。
面倒くさいを自分から取りに行った者だけが、社会の上位ランクにいる事を分かっていない。
具体的には、
家でスマホを使えば、オンラインで日用品が買えるというスーパー面倒くさいビジネスを作ったAmazon。
宅配は、お店専属のデリバリーでなくても配達できるというスーパー面倒くさいシステムを作ったUber。
他人の体調不良に何処までも付き合い、複数の検査を提供するスーパー面倒くさい事を仕事にした医者。
面倒くさいをサービスという言葉に転換して、人の為に頑張った人が、社会の上積みにいる事を忘れてはならない。
たった「LUUPっていくらだっけ?」の会話の中にその人のビジネスセンスが詰まっていることを見逃してはならない。
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