映画舞台挨拶の衣装オーダー

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昨日は、映画「ブルーピリオド」の舞台挨拶だった。

登壇は、眞栄田 郷敦、高橋文哉、板垣 李光人、桜田ひより、特別ゲストに石田ヒカリさん

ウチは桜田ひよりさん担当だったが、イケメン俳優が揃うとヘアメイク、スタイリストの同窓会になる。

大体有名俳優をやっているスタッフは

昔から同じ時代を頑張ってきた馴染みのスタッフなので、知っている。

仕事の近況報告や、自分達の子供の話、夏休み何するか、アシスタントは今どうかみたいな話になる。

今回の指定はカジュアルフォーマルだった。

これが曲者、、、。フォーマルでもなく、カジュアルでもない、、、。

夏の舞台挨拶には良くでてくるWordだ。

以前同じように、カジュアルフォーマル指定があった。

  

映画宣伝会社からは、「シャツ1枚くらいのラフな感じで」という指定。

なのに、テーラードJKをパンツにインしてくる俳優がいたりした、、、。ここまで行くと

もうどう見てもフォーマルだ。。。

 

この時ウチは、真面目に指示通りシャツ1枚をラフに持って行った結果、他に見劣りしてしまい、めちゃくちゃ後悔した。

「あの教訓を活かさねば」と思い、カジュアルから、ガチフォーマルまで持って行った。

結果的に主役はバチバチのスーツだったから、ちゃんとしたアイテムを持って行っておいて良かった。

これ、ちょっと罠でしょ、、、。

言われたとおり、カジュアル方面だけならアウトですわ、、、。

我々が幅広く思考していないと、バカを見るのは女優になるので、無駄リースは考慮して幅広く集めなければならない。

今日は、新宿の歌舞伎町タワーで

映画「Re:ゼロ」の舞台挨拶だった。

声優 安済 知佳さんのスタイリング。

役に寄せて下さいと制作から来たのだが、その役が下記だ。

強烈!!そして、その周りの白バックが衣装案黒バックは、用意した服を組み合わせた決定案だ。

なかなかの再現性だと思っている。

我がアシスタント達は、この辺りの衣装をリサーチしてくるところが凄いなぁと思う。

日本全国のデザイナーさん何100人に声かけたんだろう。

津野は「この辺の服どうですか?」のリサーチ結果しか来ないので、OKとNGの判断をするだけだ。

非常に楽をさせて貰っている。

単にミイラっぽいモノをリサーチするのではなく、ミイラの中でも安済さんが着そうなもの。

具体的には、クールで、styleの良さを引き立たせるLOOKでないと、津野がNGにするので、

そこも加味してリサーチしてくれている。

やはり、モデルの性格を読み解く力が試される。

○○さんのように作ろう。○○さんを少し柔らかくした感じにしよう。など 沢山のモデルさんのDATAを詰め込んでいると、将来めちゃくちゃ強い。

見習い時代に服を着せた量が大事なのだ。

声優さんも声優さんで、このような特殊な衣装が並ぶ事もそうそう無いから、ワクワクされていた。

そして、津野は

レッドカーペットを笑顔で歩く姿をみて、今日も満足して、次の案件の衣装案に目を通す日々を送るのである。

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