今年5月から弊社は、アシスタントの給料制度を変えた。研修は80,000円スタート毎月1万円ずつ上がって、1年後には20万円、そこから独立するまで20万円。
2024年迄は研修は50,000円スタート、毎月1万円ずつ上がって半年後に11万。「足りない分はバイトして稼げ!」であった。
給料を上げたキッカケは2つ
●1つ目は、インフレ
●2つ目は、辞めていったアシスタントからの助言
だった。
インフレに関しては、ご存知の通りだ。800円だったラーメン🍜はいつの間にか1400円になった。しかもココ2年で急にだ。これには経営者として面食らっている。
過去にいたアシスタントと同額を払っていたら、現アシスタントはドンドン貧困化する。「俺の時代は給料が安くても根性で、、、」なんて言ってられない物価高である。
しかも、今後も年2%インフレする見込みだというから、社長は稼がないといけない。
次に辞めた子からの助言である。「めちゃくちゃ働かせるのに、この給料か、、、と思ってました。」と言われた。正直に「俺ダサいな、、、」と思った。
津野はアシスタント時代98,000円だった。だから同じで良いとしか思っていなかった。
「アシスタントの給料と言えば、そんなもんか、、、」と思考停止していた。
しかし、自分のアシスタントは、昔の自分ではない。3000人いるスタイリストから津野を選んでくれたのなら、それに倍返しで応える必要があると気付いた。

そんな中、7/31に会社の決算発表が行われた。弊社は めでたく10年目を迎えた。フリーランスを5年経てからの、税金対策の起業だったので、1から起業する企業より安全な状態での起業だった。
9期目までは他のスタイリストも所属していたが、今は1人。税金の仕分けが分からなくなってきたため、解散した。
1人社長になってみて思ったことは、数字がスッキリして「ダメな事業」・「良い事業」が一目瞭然になった事だ。
どの事業が足を引っ張っていて、何に経費を1番使っているのかなど、一目瞭然。数字を気にする事で、来年からの投資の内容が変わってくるのが、企業である。
今年はおそらく過去最高益(過去分集計中)。
特に12月、3月の繁忙期は好調だった。
月間最高益には届かなかったが、1年を通してそれなりに忙しくやれた。

そして、2025年8月より めでたく!新しい給料体制を取り入れた。それは、コンサルティング会社アチーブメントの青木社長から、学んだ評価制度だ。
税引後利益の3割を頑張った人に分配する。青木社長は昔からコレを推進しているが、実行出来る勇気のある経営者は、ほぼ居ないと言っていた。
10期目の利益は1000万円だった。ここから法人税を30%引くと700万、これの3🈹で210万円をアシスタント3名に分配する。
1人あたり70万円で、12ヶ月で割ると月6万円である。
既に3名は、基本給が20万なので、今月から給料は晴れて26万となった。
UNIQLOの初任給が32万なので、正直UNIQLOの背中が見えたと思っている。26万円は、間違い無くスタイリストアシスタントの中ではトップクラスの給料だろう。下手すると最高額の可能性もある。
他のスタイリスト3000人が出来ない事をする。大多数の反対を行く。これが津野のスタイリスト道である。
津野が生きている間に、業界の常識をひっくり返してやりたい!!
読者のスタイリストは、是非この手法を取り入れて頂き、学生は是非 弊社のアシスタントを目指して欲しいものである。

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