お金の使い方の勉強をした事はあるだろうか。ほとんどの人がないだろう。お金は貯め方よりも使い方が非常に難しい。
貯めようと思えば、浪費、消費を減らして我慢すればいい。思考停止でも頑張れる。
しかし、上手な使い方となった時に ほとんどの人が「わからない」と答える気がしている。
近しい人達の記念日にケーキや物を渡したからと言って、上手と言えるものではない。これは誰でもやる事だからだ。誰でもやることに価値はない。。。勿論受け取った方はそれなりに喜ぶだろう。
しかし、これが芸能人ともなると驚く程、沢山の人からプレゼントを貰う。
津野も、撮影日と誕生日が重なるとプレゼントを持って現場に行く。
誰とは言わないが、いつも貰っているコンビニのコーヒー☕️くらいの感覚で「ありがと!!」と軽く言われて終わった事もある。
誕生日に、プロデューサー、現場マネージャー、事務所社長、担当ヘアメイク、連載の編集者、カメラマン、共演者、友達、家族など10個20個 プレゼントを貰っていたら、どうしても価値が下がってしまう。
その時、そこそこ悲しい想いをしたことを覚えている。。。
ある程度お金を持った芸能人だ。欲しいものは、ほとんど自分のお財布で買えてしまうので、プレゼントを買う方は かなり悩む。。。
気合い入れて誕生日を買いにいっても、軽い感じで終わると、、、「このお金の使い方は有効だったのか?」と疑問になるものだ。

かの有名な首相、田中角栄さんはお金の使い方が非常に上手だったという。彼は、
【生き金の作り方】といって3つの方法を提唱している。
・お金に心(情)を乗せろ。
・相手の心を先読みして、お金を渡す観察眼を持て
・相手に負担をかけない渡し方の技術を磨け
こう言った。
例えば、政治家が料亭などで、仲居さんを呼び止めて「おいお前、チップをやろう!」などという渡し方は最悪だと言った。理由は、お金を渡しているのに反感を買うからだ。意味がない。お金の使い方を間違えている。
そうではなく正しい渡し方は
お金が必要になる直前で「気配りとして渡す」という方法だ。
相手が何を欲して、何を言われたら嬉しくて、何をされたら惨めになるか、それを察する。
例えば
同じ政治団体の友の奥様が亡くなった際に、仏壇代100万円をスッと渡し、「友情の証だ」と言った。相手は、その後一生角栄さんに尽くしてくれたという。
また、
運転手の人がドアノブに手をかけた瞬間に、ピン札を入れた封筒を、運転手の手に滑り込ませる。。。
そして、後ろを振り向かず目的地へ向かう。
そうすれば、運転手は遠慮する間も無く感謝を受け取れる。
田中角栄首相は、落ち目の人間や、敵にさえ手を差し伸べる度量をもって接したという。
要はサプライズである。相手の意表を付いた気配りとしてお金を渡せば、お金は最大の武器になるのだ。

上記から学ぶに、明らかにプレゼントを貰うであろう「記念日や誕生日」に物を渡したとて、価値は低いという事である。
女性へのプレゼントに関してよく言われる理論が、誕生日は1点、普通の日にお花を渡すのも同じ1点という理論である。
となると、
【普通の何でもない日に、サプライズで相手が貰いやすいように渡す。】というお金の使い方が、お金を最大の武器に出来る1番の使い方という事になる。
手間はかかるが、手間をかけられた分だけ人は喜ぶのだ。
お金の使い方を研究していこう!!
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