「令和の虎🐯」に出演した。放送は2025/11/25である。登録者150万の巨大番組出演のオファーが何故自分の元にきたのか、経路は不明だが非常に光栄な事である。
山田邦子さんの番組に準レギュラー出演していた事もあり、特に緊張する事もなく本番を迎えたのだが、「トークに切り込んで行く難しさ」を知るいい機会となった。
勿論スタイリストとして出るわけだが、志願者に対してこちら側から質問をし、相手を知ってそれに的確なアドバイスを返さないといけない。
「こちらから切り出さない限り出番がない」という状態は初めてだったため、困惑してしまった。
他の番組だと分かりやすく「スタイリスト」というポジションを与えられる。その為、スタイリストとしての「コメント」を話せる機会を与えられる。
そこのターンになれば、いくらでも展開は出来るが そこのターンに持っていく「キッカケ」もこちらで作らないといけない。これは難しい。

基本的に弊社アシスタントには、「必要とされていないのに、自分からお節介するものではない。必要とされるなら動け」と教えている。
理由は、例えば洋服屋の店員が、必要でもない商品を紹介してきたり、聞いてもない素材の話を永遠にしてくる事にウンザリしていたからだ。
人間関係では、お客様が明らかに必要だと分かった段階で、動く方が空気感が良くなる。
飲食店の水の先出しもそうだし、カレー屋のエプロンもそうだ。黙って勝手に出しておけばいい。それが最高の気遣いだ。
よって、意見を求められていなくても、食い込むという「従来にない方法」に慣れていない。これによって苦戦を強いられてしまった、、、。
テレビ番組を星の数ほどやっていても、逆の出る側の立場の難しさには気付かない。よって、「何か始めようと思うなら、まずは準備不足でもやってみろ。まずは、一歩目を動け!!」は正しいと感じた。
出演をお願いされた以上、制作の力になる必要がある。当然ずっと黙っていても、役目は果たせない。番組の一員としてコンテンツを盛り上げないといけない。
しかし、結果として「スタイリスト」という強味を活かせる場面は少なかった。
収録が終わってから主催の方に「津野さん、初めだと難しいですよね。自分のジャンルに無理やり持っていくやり方も、有りだと思いますよ。」とアドバイスを受けて、大変勉強になった。
もし、次回呼んで頂ければ、視聴者がエンタメとして楽しく見れるよう、発言の量を倍にしようと決めた。

仕事は、求められる事を的確に返すがベスト。しかし、求められる事が分かるまでに、相応の時間を必要とする。その時間を短縮化する為には、神経を尖らずしかない。
津野もマネージャー新入り時代、武井咲さんのチーフマネージャー今井さんから、アドバイスを受けた。「津野。初めの3か月、相手が何が欲しいか目配せしとけ。目を見れば、大体数秒先に何が欲しいか見える。アンテナを張れ!」そう言われた。そして、「アンテナを張ったやつの3か月と、ボーッとしてるやつの3か月で1年の差がでる。」とも言われた。
今井さんの教えの通り。相手の力になりたいなら、神経を尖らせて機敏に反応出来るようにしよう。
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