ドラマ対抗戦の、お祭りバラエティ番組が3ヶ月に1度収録される。
今回は、10月クールドラマを局をあげて、宣伝するためだ。
ここには主役級の俳優と、各芸能プロダクションの役員クラス、マネージャー、ヘアメイク、スタイリストが集合する。
つまり、絶好の営業場。
トップコート、フォスター、アミューズ、スターダスト、研音、スタートエンターテイメント
過去仕事をしたマネージャーに沢山お会い出来た。しかし、30分しかいれなかった、、、。
他のフィッティングとリースがあったからだ。
コレで良いのだろうか、、、俺は何をしてるんだろうか。。。と本当に疑問に思う。
津野は仕事を増やす事を、第一に考え無いといけない。しかし、真面目なので仕事をこなす方にも肩入れをしてしまう。
かなり悩みである。
会社の未来、今いるアシスタント、これから入るアシスタントの事を考えると、
この番組に居続けて、沢山のstaffに話しかける事が優先だった事は間違いない。誰がみても、そうしろというだろう。
しかし、局を離れてしまった。
現役アシスタントは、スケジュール調整を頑張ってくれている。しかし、この番組には2時間居させてくれ。と自分から伝えなければならなかった。
今回のような豪華メンバーが集まる事は、3ヶ月に1度。そのメンバーのスタイリングに入れなかったら、次は更に3ヶ月後。
今日みたいな事をやっていると、ウチの会社は下火になるだろう。実際にスタジオにいた人間の3分の1は知り合いだった。
トップコート樹里さんのスタイリスト、広瀬アリスさんと、その事務所の社長含めた社員4名、宮世くんのスタッフ、アミューズ恒松さんのマネージャー、反町さんのヘアメイク、小日向さんのスタリスト、、、。
数を上げればキリがないが、今や芸能界は友達のような人だらけだ。
アリスに関しては、デビューから5年くらいやらせて貰ったから、久しぶりの再開に本人ともマネージャーとも盛り上がった。
このような番組に、頻繁に顔を見せてご挨拶する事で、思い出して貰える。単純接触効果は 絶大なPowerがある。
今回の番組で担当した初めましての女優さんも、数日前に日テレで偶然お会いしたマネージャーさんが、
「そっか津野さん、いたわ」と思い出してくれて仕事を振った。と言って下さった。
数日前、飛び切りの笑顔で挨拶しておいて良かった。
最近、アミューズも久しぶりに取引再開したが、再開するに至ったキーマンの男性も番組にいた。
しかし、お礼が言えたのは5分。
自分の身の振り方を真剣に考えないと、アシスタントにコネクションを渡す絶対数が減る。
スタイリストを始めた頃と今とでは、既にステージが違う。
津野が一つ一つの撮影を完璧に仕上げるだけでは、アシスタントは誰も幸せにならない。
アシスタントが何年かかっても会う事が出来ない、業界のキーマンに会わせる事が、会社の代表の仕事であり、津野に求められている仕事だろう。
自責の念にかられた、反省の収録だった。
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