コーディネートが組める営業部長!!
津野はここに向かって生きている。
巷のスタイリストさんと違うところは、スタイリスト業よりも、営業を優先に毎日を過ごしていること。
なので、うちは4人のアシスタントがスタイリスト。津野は営業部という立ち位置で仕事をしている。
営業の内容は新規開拓もやるが、どちらかと言えばルート営業。
ルート営業とは、元々取引のある顧客に対してより細かなフォローやセールスを行っていく仕事と言われる。
上記を津野自身が掲げている為、アシスタントは
「出来るだけ、長い時間 営業活動できる場面(現場)に津野を置く」ということを
日々検討しスケジューリングしてくれている。
ここは、過去全てのアシスタントが気を遣ってくれた。
お陰様で仕事は雪だるま先に広がった。
人には単純接触効果と言われる現象がある。
接触する回数が増えるほど、警戒心が薄れていき、親しみや親近感を感じるという効果である。
つまり、1日中ダラダラ話すより1日5分を10回会った方が良いわけだ。
たまに1回目から2回目のお仕事まで
時間が空く時もあるが、ココは気まずくても1回目以上のテンションで友好的に接しなければならない。
単純接触効果を考えると、1分でもいいから現場に顔を出せば親しみが湧き、リピーターの客離れを食い止める効果がある。
現場は営業の第一線。
担当タレントの事務所関係者、共演者のメイク、マネージャー、TVの制作者が集結している。
そこに頻繁に顔を出す事で、「あっ、津野さんだ!」となる。そこで思い出して貰えて仕事につながる事もある。
思い出してもらう事が1番の営業である。
人は次々に新しいものに目移りし忘れていく。
例えば マクドナルドの看板が全くない街で過ごしても、マクドナルドは食べたくならない。
高速を降りたところに🟥と🟡の看板が目につくから、あの美味しいハンバーガーを食べようと思う。
なので、常にマネージャーの視界に自分の顔をさらさないといけない。
どうしても現場が被って顔を出せなかったクライアントは、続々とウチから離れていった。
「津野さんいつもいないから、、、だったら居てくれるスタイリストに頼む」となった。
どんなに優秀なアシスタントをつけても、コミュニケーションと立場の面で、やはりスタイリスト本人がいてくれる方が安心なのだ。
なので、弊社は少しでも話が出来る「大人なアシスタント」を採用するようにしている。
会社の社長をやっている以上 社長は仕事を持ってくる事が本業。集客に繋がらない事に時間を使っても、会社は大きくならない。
そこはスタッフ一同理解して、社長のスケジュールを組まないといけない。
例えば、津野が返却や作業、全てのリースを行ってしまうと、途端に仕事はしりつぼみして行くだろう。
この時一般の会社は、右腕、左腕を育てようとするのだが、アシスタントは3年ほどで出て行くので、自分が表に出続けるしかない。
リースを入れるなら、収録中やメイク中、現場のない日に入れる。
慣れてないアシスタントが、たまに、衣装決めや収録が始まるタイミングにリースのアポを入れる事もある。
ココは、営業の意味でもスタイリストが1番居ないといけないタイミング。外してはならないところである。
「そのタイミングで営業部長を外に出してメリットありますか?」そうやって日々伝達していく毎日だ。
スタッフは、営業部が1分でも現場に到着出来るよう道案内をし、先導しなければならない。
更にスタッフ全員がコーディネート力を高め、
コーデチェックで修正されないような「津野の好きな」「タレントさんの好きな」アイテムを集めれるように、成長していって欲しい。
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