タイミングで良い服が集まらない事がある。
服屋にも貸せるタイミング、貸せないタイミングがある。テレビは色を重要視されるが、秋冬になると色味も無くなる。
良き服を他スタイリストに借りられてる事もある。
当然だが、上記はお客様に関係ない為 ダメな服を持っていけばダメの烙印を押される。
評価は相手次第。
お客様(タレント、マネージャー、編集)が好きな服は頭にイメージ出来るのに、それが撮影までに見つからないもどかしさ。
どのスタイリストも この歯痒い感情と共に生きている。
買ってしまえば早いが、予算内でやりくりしないと、何の為のお仕事か分からなくなる。
このジレンマと闘いながらスタイリストは健闘している。
予算を度外視して、自腹を切って無理やり集めるか。予算は守るかの選択を毎度迫られる。
皆さんならどうするか?
例えば、スーツを着る人の報道番組レギュラーだと、
スタートでスーツを5体買い込んで、シャツ、ネクタイで変化をつけながら、1クール(3ヶ月)回す事もある。
(上記はニュースエブリィのスタイリストのやり方)
とはいえ、1体50,000円のスーツを5体買って、経費25万円。1回3万円のスタイリング料で9回分(約2ヶ月間)稼働してやっと、初期費用を回収出来る段取りだ。
スーツは基本的に貸してくれないところが多い。
そうなると、自宅の服の倉庫が大きく、物が沢山あればある程、勝ち戦となるわけだ。
津野は、このストックルームを充実させるのに とんでもない労力と時間をつかった。
上記を考えると、撮影期間の長い動画系のスタイリストは、衣装倉庫が充実すればするだけ、稼げるという事になる。
(静止画は動画に比べれば借りやすい)
将来、ドラマや映画などの映像作品をやりたい人は シーズン毎のスタイリストSALE(70%OFF)で買いまくる事をオススメする。
本当に良い服は世の中にそう多くはない。
毎シーズン良い服抑えていければ、将来かなり楽になる。
わざわざ借りに行かなくても、自宅にスーパーアイテムが揃っているからだ。
ウチはまさにその状態。
突然明日ドラマの衣装合わせがしたいと言われても、大量に用意できる自信がある。
過去何度もこの倉庫に救われた。
驚くほど急な衣装発注もあるのだ。
マネージャーがスケジュールを伝えるのを忘れていたという事も何度もある。
前日に、衣装イメージが変わる事もある。
そこに柔軟に対応するには、倉庫が武器となる。
学生で奇抜な洋服をお持ちの方は
売らずに保管して、将来のスタイリスト倉庫に投資してほしい。
津野もアシスタント時代に なけなしのお金で買った洋服達が、現在衣装として活躍している。
服は資産である!!
貴方に、お金をもたらす事になるだろう。
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