「令和の虎」の虎紹介VTRを作るに当たって、津野のスタイリストとしての「強み」は何だろうと考えた🤔
行き着いた先は「撮影本数」だったので、経理担当の方に「過去3年分の津野の撮影本数を出して欲しい」とお願いした。(下記)
正直もっとやっているイメージだったが、年間1000本の壁を感じた。
2024年の951本だと、1日平均2.6本となる。
何となくプロフィールに書いていた毎日2〜3本撮影と言うのは当たっていた。。。
服を集めながら毎日毎日2〜3本の撮影をこなすとなると、絶対にアシスタントが4名は必要だと思った。理由は、3人現場に出たとして、1人は1日動き回れる人がいないと、服が枯渇する事になる。
何かあった時の予備服は倉庫に沢山あるが、そればかり出していては、今の流行りを提供出来ないスタイリストになる。よって、基本倉庫は使いたくないのだ。
上記の状態を考えると、津野は「人を集める力」・「影響力」がもっと必要だと思った。タダでさえスタイリスト志願者が減ってる時代に、雇用を確保する為 日々の発信をもっともっと頑張らないといけないと感じた。

この本数をキープし、更に伸ばして行くためには
①多くのお客様に、
②素敵なコーディネートを提供し 、
③満足させ続けなければならない。
1番の課題は①である。現状多くのジャンルを網羅している中で、更にどのジャンルを虜にすれば良いか。。。
弊社の仕事の中では【アーティスト、ドラマ、映画、舞台】あたりの比率が少ないので、単純に考えれば、そこを強化する事が1番なのだが、年間951本もやっていると、1本で長く時間を取られる「動画」に時間を避けなくなる。
理由は、他の案件が疎(おろそ)かになるからである。
②③の「コーディネート」と「満足度」は時間をかければかれるだけ、磨かれるのだ。
そうすると、横展開すべきは、単発で仕事を終えれるアーティストで、ツアーに関しては衣装渡し。という選択肢になる。
こうして、戦略を立てながら穴を埋めていければ幸いである。

コレからスタイリストになろうとする人間は、「情熱❤️🔥」はあれど、「戦略👩🏫」はないような気がしている。
車に例えると「情熱はガソリン」で「戦略はハンドル」である。どんなに燃料満タンにしていても ハンドル操作が出来ないと、間違った方向に舵を進めてしまう。
津野も新人スタイリスト時代、メンズの若手俳優で天下を取ろうと思ったが、思う様にコマを進める事が出来ず、レディースに舵を切ったら、ブレイクした。
仕事はお客様が決めるものだ。どんなに「情熱❤️🔥」があっても、お客様から選ばれないとその方向には進めない。長く仕事をやり続ける為には、途中で冷静に戦略を考えて、ハンドルを違う方向に切る勇気も必要なのである。

現アシスタントの皆様の夢が、ただの夢で終わらないためには、
①売れるものを作る力(技術力、商品力)
②数字を追いかける力(経理・顧客数)
③客を満足させる力 (満足度)この3つがマストで必要となる。
スタイリストが忘れがちなのは②である。
②利益を軽視しがちなスタイリストは多い。良いビジュアルのために無理して経費を使い、利益を無くしたりする。しっかりお金の計算をしてスタイリングしないと、あっという間に火の車である🔥
それを踏まえた上で、その燃えたぎる情熱を積んだ上での、冷静なハンドル操作が必要となってくる。
居酒屋日本一になった大嶋啓介社長は、
目標が遠のく、感情は深刻さ
目標が近づく感情は、ワクワク、強気、冷静さ
である。と答えた。
「情熱」➕「冷静さ」で天下をとろう。
情熱だけでは勝てない、戦略を練るのである。
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